drop the ball という日本語にない表現
I dropped the ball yesterday...と友人に言われたとき、なんと訳すだろうか。
球技の話をしていたなら「昨日ボールを落とした」という意味である。
しかし、仕事の話など全然ボールと関係ない話をしていたら、その意味合いが変わるのである。
I dropped the ball yesterday.
「昨日失敗した」「昨日ミスをしたんだ」
スポーツが語源の言葉で、球技でボールを落とすとミスになることが多いから、この表現を使うようになったという。
1940から1950年ごろから使うようになった、というので歴史的に見れば比較的最近の言葉だ。
I hope you don't drop the ball at the meeting.
「会議で失敗しないでね」
例文として、文法的には正しいのだが、正直そんなことを言っている人は見たことがない。
このフレーズは、自分で「やっちゃったぜ」というような状況で使うことが高い。
なので、過去形で使うのが一番多いだろう。
それでは「失敗した」のバリエーションをおさらいとして、いくつかリストアップしておこう。
I made a mistake.
「ミスした」「失敗した」「間違えた」
I made an error.
「間違えた」「失敗した」
I got in trouble.
「叱られた」「失敗した」「トラブルを起こした」
I failed at delivering.
「届けそこねた」「失敗した」「最後まで終わらなかった」「目標を達成できなかった」
I slipped.
「滑った」「失敗した」「やっちまった」
I try to forget when I dropped the ball because it haunts me at night.
失敗したときは忘れようとするんです、夜思い出してうわあってなるんで。
/悪夢を見るので、失敗したときは忘れようとするんです。
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