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大手→スタートアップ転職はタイミングが超重要!注意すべき3つの「フェーズ」について

Biophilia Inc.というスタートアップの取締役をしている矢作です。
弊社では創業以来ペットに関連する事業を展開しており、現在はココグルメというドッグフードのD2Cを主力事業としています。

自分はもともと日本オラクルという超大手のIT企業で3年ほど働いており、その後今の会社を4年ほど前に創業しました。


自分は大手にいた頃からずっと起業を考えており、スタートアップに関する情報は色々見ていたものの、いざ自分がその中に飛び込んでみるとざっくり「スタートアップ」みたいな捉え方をしていた企業群も、ピンからキリまで、有象無象色々あるもんだなと感じたのを覚えています。


また、大手企業に勤める30歳前後の友人も多く、スタートアップへの転職相談みたいなのを受けたりしますが、話していると(当たり前ですが)色々誤解がありそうだなーとなるコトも多いです。


そして、解像度が低いままスタートアップに転職し、色々ミスマッチしてすぐに再転職するみたいなパターンを何度も聞きました。


大手企業から見ると、スタートアップなんて全部同じように、
・ハイリスクだけどハイリターン
・若手でも権限を持ち
・ガツガツあたらしいことやって
・チャレンジできる
みたいに見えがちですが、会社や事業の状況によって全く違う働き方をすることになります。

ここを押さえておかないと必ずやミスマッチにつながります。


大手からスタートアップへ転職を考えている人のために、スタートアップの「フェーズ」について紹介します。

スタートアップのフェーズその1/創業期(PMF前)

主力事業がPMF(Product Market Fit)が達成していない状況の会社を創業期と定義します。

ざっくりPMFが達成した状態とは、提供するサービスが一定以上の数の顧客ニーズにマッチし、サービスを理解させることができれば進んで買ってもらえる状態です。

PMF前の企業で最も重要なのは「PMFを達成すること」それ以外にありません。簡単暗闇のなかをなんの手がかりも無しに進むような状況です。

事業のピポットをくりかえし、泥臭い営業をしつづけ、99%のユーザーに拒否され続けるなかで、なんとか探し当てるような仕事をすることになるので、賢い人・優秀な人というより根気のある人が必要。

給与もほとんど出ず大失敗してもいいから0から1を作るロマンを感じたい人にはベストですが、大手ではできないような権限を持ってチャレンジしたい・キャリアアップしたいという人には全くオススメできません。


肌感覚ですが、PMFが達成していないスタートアップは8割以上を占めています。

よくある勘違いが「億単位の資金調達しているから大丈夫」という判断で、10億クラスの資金を調達していても事業が全く顧客ニーズにささっておらずそのまま解散した会社は多数あるので要注意。

キチンと自分の頭で「その事業はニーズがあるのか?伸びるのか?」を考えるべきですが、自分で事業を始めたことがない人は判断が難しいかもしれません。

すでにどこかしらのスタートアップで働いている人に意見を仰ぐべきです。

自分も大体のスタートアップについてコメント出来ると思うので、お気軽にDM下さい…!
※必ず6時間以内に返信します。

スタートアップのフェーズその2/成長期(PMF後 ~ 社員50人くらいまで)

いざPMFが達成すると働き方は大きく変わります。

さらに事業を広めるために、そして増え続ける顧客への対応を充実させるために、営業・マーケティング・カスタマーサポート・広報・開発・バックオフィスとありとあらゆる仕事が一気にたてこんできます。

成長期に入った企業は短期間で何十人も採用し組織を拡大していきます。

このフェーズでは無限に増えるタスクを日夜捌き続けながら、効率化・仕組み化・組織化を進めることが重要です。

地頭が良く・仕事が早く・器用な、いわゆる「優秀な人」が最も活躍できるフェーズです。

多くの大手企業出身者が想像する「スタートアップ感」はこのフェーズの企業を指します。権限を持ってチャレンジしたい、自身のキャリアアップや成長を考えてスタートアップに転職したいと考えている方にオススメです。

注意点としてはしっかり結果を出したとしても、役員クラスになれない場合があるということです。

同じ職種で自分より前に参画した人がいる場合(例えば創業期からいるメンバーなど)、その人物がより高い役職につくケースあるため、CXOを狙うならいつかはより若い会社に転職することを視野に入れる必要があります。


そしてこのフェーズは一つの企業の歴史の中で非常に短い、1~2年くらいしか存在しません。

「きちんと調べてから転職したい」
「大手のキャリアを捨てるのが怖い」
というように転職活動に半年~1年かけると、気づいたら会社は成熟期に差し掛かってしまい、このフェーズに参画するのが難しいです。


転職活動をなんとなく初めて、内定がとれてから転職の旨を上司に伝えてそれから勤務開始日を調整する…みたい考えはチャンスを逃す可能性が高いです。

もし転職時のリスクを気にするのであれば、成長期のスタートアップで働く友人などにその会社の評判を聞いてみるのがオススメです。

相談する相手がいなければ自分にDMしてください。大体そのスタートアップが成長期なのかどうかの判断は着くと思います。
※6時間以内に必ず返信します。

ちなみに弊社もバリバリの成長期です(あと1年くらい)…!全方面で採用やっておりますので、ペットやD2C両機に興味のある方ぜひ連絡ください。
TwitterのDMから連絡をくれれば最初から自分がお話させていただきます。

スタートアップのフェーズその3/成熟期(社員50人前後以上 or 上場直前以降)

成熟期のスタートアップは意外とホワイト。

きちんと管理された職務をやり遂げるという働き方をすることになるので、ベンチャー特有の尖った福利厚生や、綺麗なオフィスではありますが、大企業の働き方と近いとも言えます。

メディアへの露出も多いため、大企業で働く人の耳にも届くようなスタートアップは大部分が成熟期の会社です。

「キラキラしたベンチャーで働きたい」「大企業からいきなりカオスなベンチャーに行くのは怖い」「大企業的な安定感は大事にしつつも、もう少し権限を持って働きたい」という方にはオススメですが、「一発当ててやる!」というチャレンジを望む人にはちょっと物足りないかもしれません。


ちなみに成熟期のスタートアップで働くことは、自分のベンチャー気質を改めて確認する意味合いもあります。

自分では「チャレンジしたい!」と思っていても、今の生活や家族がいる状態でどこまでリスクを負えるのか、仕事に打ち込めるのかはやってみなければわからないです。

成熟期のスタートアップではきちんと職務をこなすという働き方もできるし、場合によっては難しいチャレンジをチャンスもあるかもしれません。

また成熟期の会社での経験と実績をもって、成長期や創業期のスタートアップに転職することもできます。
※その場合いきなり大手の企業から飛び込むよりミスマッチ率は下がります。

なのでスタートアップ行きたいけど慎重な方は成熟期のベンチャーがオススメです。

ただ一点注意なのは、成熟期のベンチャーに見せかけて、実は事業はうまくいっていない…という会社も存在するということです。

スタートアップとしては上場やM&Aなどを目下の目標として進むことになりますが、さまざまな事情から目標を見失ってしまう会社も存在します。
※成熟したというより、単にやる気を無くしてしまった、というのかもしれません。

そう言った会社だとチャレンジングなことはできないので、やはり物足りなくなってしまうでしょう。

同じスタートアップ界隈にいると「最近あの会社大変そうだよね、、、」という話は耳にしますが、おおっぴらに話す人はいないのでアウトサイダーからだとあまりわからないかもしれません。

もし転職を検討している会社が気になるのであれば、スタートアップで働く友人か、自分にDMしてみてください。


大企業→スタートアップの転職相談お待ちしております

スタートアップは大概村社会なので、外から見えるものと中から見えるものは大きく違うことが多いです。

自分自身も大企業からスタートアップを立ち上げる時に、アウトサイダーだったことで色々苦労しました。


自分は、日本全体の経済を盛り上げるという意味でも、大企業で活躍できる優秀な人がもっともっとスタートアップで活躍する未来があっていいんじゃないか?と思っています。


もし大企業出身者で転職を検討している、興味があるという方がいたらお気軽にDMしてください
※6時間以内に必ず返信します

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ココグルメ やはぎ
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