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心の中の江戸っ子が吠える瞬間。

大人になると、わかってても言わないことってありますよね。「なんでこんなにお給料が低いんだろう?」とか、「遅くまで働かないといけないんだろ?」とか。たいていの人は心に仕舞っとくか、同僚同士で話して発散するか、SNSに投稿して自分で何とか気持ちを整理したりすると思います。

でも、私は言ってしまうんです。それも、社長に。「これ、募集していた条件と違いますよね?」とか。「このスケジュール、自分の裁量じゃどうにもならないと思います」とか。決して普段から気が強いタイプではないんです。でも、これは言わなきゃ!と思うことは言う。

この我の強さはどこから来るんだろうと思っていたのですが、最近(たぶん)ルーツを発見しました。祖母のお葬式ぶりに、大叔父に会ったのです。その人は生粋の江戸っ子で、なんていうか、言葉が素直で気持ちいいんです。例えば、奥さんとの馴れ初めを聞かれたら、はぐらかしたり、少し謙遜したりするところを「俺はこの人の笑顔と結婚したようなもんだからね」ってはっきり言う。ああ、カッコいいな、自分はこんな人になりたいんだなと思った瞬間でした。

話は戻りますが、私が明け透けに話してしまうのは、この血があるんじゃないかなと思ってます。おかしいと思うことは、隠すのでも僻むのではなく、まず一人の人間としてぶつけてみる。それでダメなら、諦める。ちなみに諦めもめちゃくちゃ早いです。

今回は敢えなく失敗に終わったのですが、話してうまく行ったこともありました。何事も、口に出さないと伝わらないもんだなと思います。

いつか下町に住んでみたいな〜。ベタベタした人間関係も、お節介も大歓迎なので。久しぶりに語ってしまいました。では。


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