【Q&A】資格名は商標登録するべき?
自分が開発したオリジナルメソッドや理論を教材化したい方へ
こんにちは。「教材の力」で学びの場の課題を解決する教材戦略ラボの矢澤です。
私は普段、「学びの場」を主催するセミナー講師やインストラクターの方向けに、教材(主にはテキストやワークブックなどの冊子型教材)の制作プロデュースをしています。
教材戦略ラボでは、教材や講座にまつわるギモンや悩み・質問を募集しているのですが、今日はこんな質問をいただきました。
Question
「資格認定講座を作るとき、資格名は商標登録するべきですか?」
(教材戦略ラボのコンサルを通して認定講座を構築されたお客様からのご質問)
Answer
今後「講師養成講座」や「資格認定講座」を作ろうとされている方、講座主催の母体を「協会」といった組織に移行していく予定の方にも参考になると思います。
結論から言いますと、資格の名称が確定していて、今後変えるつもりがなければ、商標登録をしておいたほうが安心です。
(協会を運営されている方は、認定資格名だけでなく「協会名」もその対象になるかもしれません)
というのも、協会も資格も、社会的認知度や注目度が高くなるほど、類似の活動をしようとする人や団体が出てくることが考えられます。
その人たちに似たような団体名やサービス名を使われてしまったり「その名称」を先に商標登録されてしまったりすると、たとえ「先に使っていたのは自分の団体」であったとしてもその名称が使えなくなってしまうリスクがあります。
「資格認定証を発行した後に、資格名が変わってしまう…」といったことを避けるためにも、商標登録は検討されると良いでしょう。
ちなみに、すべての名称を商標登録できるわけでもありません。
「商標権を取得できない・しにくいネーミング」もあるので、心配な方は、一度早めに弁理士さんに相談しておくと安心だと思います。
(2019年現在、申請〜商標登録完了までには13ヶ月程度かかると言われています)
弁理士さん情報については、「商標登録 資格名」などのキーワードで検索すると、複数の特許事務所や専門家のサイト・ブログがヒットします。
各社、事前相談の有無やサポート費用など様々ですので、ご自身の状況と照らし合わせながら、適切な相談先を選びましょう。
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熱い想いを込めて作った独自の講座。
無用なリスクを避け、安心して拡大・展開していけるよう、商標についてもしっかり考慮&対策しておきましょう。
▼参考:特許庁の特許情報検索サイト
「この名称は商標登録されている? されていない?」といった状況を確認できます。
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