=言葉にならない祈りが叶えられているかもしれない=
祈りはすべて神に聞かれますが、すべてが自分の思い通りに叶えられるわけではありません。
神はランプの精ではなく、天にいる私たちの父であり、子どもの願いをすべてそのまま叶えるわけではないのです。
その理由は様々ですが、そもそも私たちの知識や理解力は限られているので、最善のものを祈り求めているとはかぎりません。
「病者の祈り」と呼ばれる詩があります。
作者は、自分の考えによって願ったことは叶えられなかったけれど、「言葉にならない祈り」、つまり自分の心の奥底で魂が真に求めていたことが叶えられていることに気づいたのでした。
パウロも、似たような経験をしています。
祈りが叶えられなかったことで、彼はそれが自分を謙遜にしてくれることや、自分には十分な神の恵みが与えられていること、そして、弱さの中に神の力が現れることを学びました。
そのような教訓や理由は、天国へ行くまでわからないこともありますが、神が天の父として、いつも私たちのことを気にかけてくださっているのだと信じましょう。
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