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バイブルメッセージ

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2022年11月の記事一覧

闇を照らす光、闇の中で聞こえる言葉

昨日からアドベント(待降節)が始まりました。昨年も書きましたが、アドベントと言えば、私は「闇を照らす光」を想います。 夜の闇に包まれたとしても、やがて朝日が昇るように、深い絶望にあっても、「義の太陽」「すべての人を照すまことの光」と呼ばれるイエス・キリストが私たちを照らしに来てくださいます。(マラキ4:2、ヨハネ1:9) 闇の中でこそわかる光のありがたさ私たちは光があって当たり前だと考えますが、世界はそもそも闇と混沌の状態で始まりました。 それはどれほど荘厳な光景だった

感謝の気持ちを言葉と行動に

昨日は、多くの教会で収穫感謝礼拝が行われました。 現代においては、農業をされている方でない限り、収穫の喜びを直に感じることはあまりないかもしれませんが、この実りの季節に、すべての恵みの源である神に感謝をささげるのはいいことです。 サンクスギビングデーアメリカでは、11月の第4木曜日が感謝祭(サンクスギビングデー)と呼ばれています。 その起源は、今から400年前、イギリスからアメリカに清教徒たち(ピルグリム・ファーザーズ)が移住してきたことにさかのぼります。 最初の年は

愛は、あきらめない(横田早紀江さん)

人生は楽しいことばかりじゃないと分かってはいても、苦しい闘いが長らく続くと、あきらめたくもなります。 それでも、その闘いが、心から愛する誰かを助けるためである時、あきらめずに進み続ける力が与えられるようです。 愛する娘が行方不明に中学1年生だった横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されて、明日(11月15日)で45年になります。 しかし、母親の早紀江さんは、愛する娘さんが帰ってくることを信じて、今もあきらめずに祈り続け、活動を続けています。 早紀江さんの手記『愛は、あきらめな

倒れては起き上がり続ける人生

友人が、最近読んだという新聞のコラムについて教えてくれました。 このコラムには、「人の身体は、転ばないようにではなく、うまく転ぶように作られていく」という言葉が紹介されており、さらに、「柔道でまずは受け身を習うように、感情を豊かで安定したものにするにも『感情の受け身』を習得することが大切だ」と書かれているそうです。 友人はそれを信仰生活に当てはめ、信仰を強く持つこととは、感情の受け身がうまくできており、かつ倒れたままではいないということなのだろうと話していました。 私は