第11回目~バプテスマのヨハネ①~
今回から、イエスとは切っても切り離せない重要な人物、バプテスマのヨハネについてご紹介したいと思います。
皆さんの中には、イエス・キリストを信じた人がクリスチャンとして新しい人生を始める時に、洗礼式を執り行う事をご存知の方もいらっしゃるかと思います。
全身を水に浸して、これまでの人生の罪が水によって洗い流され清められ、新しく生まれ変わるという事を象徴しています。
この洗礼を、イスラエルのヨルダン川で最初の型として執り行ったのが、バプテスマのヨハネです。
ヨハネの福音書のヨハネとは違う人物で、またバプテスマの元の意味は「浸す」という意味があり、そこから洗礼にこの言葉が使われるようになりました。
このヨハネとイエスの出会いなのですが、なんと、生まれる前でした。
実はヨハネの母エリサベツと、イエスの母マリヤは親戚でした。
そして実際は、ヨハネの方が約6か月お兄ちゃんになります。
しかも、ずっと不妊だったエリサベツにヨハネが与えられる事も、天使ガブリエルが、ヨハネの父、ゼカリヤのところに来て告げていたのでした。
その天使ガブリエルがマリアに、処女のままで子供が宿ることを告げた経緯は、第3回目の時にお伝えしています。
その時、流石にマリアもすぐには受け入れ難かった内容だったので、
「どうしてそのようなことができるのでしょう?」
とガブリエルに尋ねています。
その時の答えが、
見なさい。あなたの親類のエリサベツ、あの人もあの年になって男の子を宿しています。不妊と言われていた人なのに、今はもう六か月です。
神にとって不可能なことは何もありません。」
ルカの福音書 1章36~37節
これを聞いたマリアは、天使の言葉を受け入れ、その足でエリサベツに会いに行っています。
きっと、確かめたくてたまらなかったのではないかな、と思います。
そしてマリアがエリサベツに挨拶をした時のことでした。
エリサベツはマリアに言いました。
あなたのあいさつの声が私の耳に入った、ちょうどそのとき、私の胎内で子どもが喜んで躍りました。
ルカの福音書 1章44節 (リビングバイブル訳)
天使の言葉を受け入れて既にマリアのお腹に宿ったイエスに、お腹の中のヨハネが反応したのでした。
これが2人の出会いでした。
彼らはお互いの存在を、また使命をこの時既にわかり、喜んだのに違いありません。
(イエスは宿ったばかりで、まだ躍るには小さすぎたのかも...ですね(笑))
このようにして、バプテスマのヨハネとイエス・キリストは、2人共が、天使ガブリエルによって誕生が親に告げられ、まさに神の計画によって生まれたのだ、という事がわかります。
この後、2人の活動は、互いに密接な関係をもって進んでいきます。
次回は、活動を始めたバプテスマのヨハネについてお伝えしていきますね。
Have a nice day!
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