健康で文化的な最低限度の生活
おはようございます。
いつの間にか9月に入り、少しずつ朝晩と涼しい日が増えてきましたね。
まあ、先月の殺人的な暑さにより今月届く電気代の請求が怖いですが…
さてさて。
ここから書くことは、あくまで一個人の意見です。
拡散などはやめて頂ければと思います。
昨日からSNSで生活保護が話題になっています。
生活保護の人がスタバにいるのがおかしい。
そんな会話を耳にされた方のポストがきっかけのようです(その方は、受給者では無いようです)
まず疑問なのですが…
なぜに生活保護の人がスタバにいるとわかったのか…
受給者の人は、私もですがあまり表立って言わないだろうし
首からプレートをかけている訳でもないのに不思議ね〜と。
私の疑問は置いておいて…
生活保護受給者がスタバは贅沢だ!から始まって、受給者叩きがすごいこと。
そもそも、保護費って税金だっけ?!国債じゃなかったっけ?!など色々な疑問が、受給者の私ですら分からなくなるほどである。
ケースワーカーさんに、権利だから私なんかが…なんて思わなくていいんですよ!と強く言われたことがあるが
お国のお世話になってるという気持ちは忘れたくないし、忘れてはいけないと思う。
その中で頂いてる保護費でやりくりするわけであって…
スタバに行くな!行ける体力あるなら働け!
スマホを持つな!家にいろ!
まあ、色んな言葉が飛び交っておりました。
もちろん、肯定的な意見もありました。
やりくりの中で1回のごほうびかもしれないしよくない?とか
そもそも保護を受けてる人より低所得な人が居る事がおかしいから、国を叩けなどなど…
見れば見るほど、自分がしんどくなるので途中でやめましたが
あれを見て病んでしまう人もいるんじゃないかな?
私は、働かずして生かしてもらっているからもっと我慢しなきゃ。
鬱がしんどいけど、早く復帰しないとと焦る人もいるでしょう。
焦りから再発を繰り返し、回復が遅くなり本当に復帰できなくなってしまう事が起きてしまうこともある。
現実問題、私がこの焦りの繰り返しによって短期間離職を繰り返してしまった。
これは、体がしんどくなっていくだけでなく自責もひどくなっていくので…
焦りはやめましょうね(これは自分にも言ってる)
これは私のやり方だが…
保護費や障害年金は固定なので(冬季加算など以外)
まず1ヶ月終わった段階で食費・日用品・光熱費・娯楽費などを全部計算して書き出す。
もちろん、日用品など買う月買わない月があるので(洗剤の減り具合など)変動はある。
また、美容院などの大きな出費があるときもある。
私は、ショートカットなうえに伸びるのも早いので約2ヶ月に1度ほどは美容院に行っている。
7月に行って以来でかなり伸びているので、行きたいなとお金とにらめっこをし予約出来ずにいる。
「今月の食費は〜円だから、来月もこの位かな?」
「ここは使いすぎてるな。来月はこの位にしよう」
など、翌月の目安を決める。
その目安を計算して必ず掛かるおおよその金額(A)を算出する。
次に保護費や年金の足したひと月の生活費から、Aを引いていくら残るかの計算をする。
残った金額が1万円の月であれば、これは自由に使おうとか半分は貯金にしようなど考える。
洗濯機や電子レンジなど、故障した場合自分の保護費から買わないと行けないのでまるっきり貯金ゼロ!は怖い。
現在、10年以上乗っているであろう自転車がそろそろ危険なので(先々月?パンクして思わぬ出費があった)
ちょこちょこ貯めて新しい自転車が買えたらいいなと思っている。
例えば¥13,500入金があるとしたら、¥500は必ず貯金に回す(端数は貯金)
また、余裕があれば¥3,000も避けておく。
万が一なにかの出費があった場合に補填として使う。
(使わなかった場合は、貯金か少し拝借して贅沢)
ざっと私のやり方はこのような感じである。
医療費免除と都営パス支給はとても有難い。
もちろん、保険の適用されない医療費は自費なので保護費から。
女性であれば、保険の適用されないピルを服用されている方もいるだろう。
都営以外の交通機関ももちろん自費。
人によっては、都営の駅やバスが通ってないところに住んでいる人も居るだろう。
と、なるとその人たちは全て自費での移動になる。
私は、なにかあるかも?と毎月¥1,000~2,000はPASMOに入れておくようにしている。
自炊をメインにしているので買い物に行けばレシートを必ず貰い、家計簿を付ける。
週末の夜は1週間の計算をして、翌週からいくら使えるのか計算をする。
(先週、思ったより出費が多かったから今週は少し控えようなどもここで決意する)
月末は上記の、目安やその月に使った金額を計算する。
うん、こうやって改めて書き出すといつもお金の計算をしている気がする。
でも、そうしないと物価高騰の中保護費内での生活は無理だし少しでも自分の好きなことやたとえばスタバ1杯の贅沢が捻出出来ないのでね。
さあ、ここで次に出てくる問題がある。
体調の関係で働けないのに、なぜ遊びに行けるのか?働けよ。と言われることである。
実際、私も実の弟から病人は家から出るな・なにもするなと散々詰められた。
家にいるだけで病気が治るなら、そりゃ大人しくしている。
もちろん鬱なとがひどく、動けないときもあるが…
動ける時は少しでも外に出ていくことを心掛けている。
体力の低下を防ぐことや、気分転換、色々なことを目的としている。
体調が悪くても1人で生活しているため、体を引き摺ってでも買い物に行く。
不安発作などが起きたり、緊張感などからえづいたりして家を出るまで1時間以上の時間がかかることもある。
そんなことの繰り返しをしながら生活していた。
今でこそだいぶ落ち着いてきたが、今でも体調だけでなく気圧などの変化でこのような事が不定期にやってくる。
好きでもないまずーい薬を飲み、苦しいながらにいつおさまるか分からないものに耐える…
少しでも症状が良くなったら、えい!と家を出てサッと買い物をし帰宅する。
ま、大概このような時は帰宅後再度発作を起こしたりするため横になることが多い。
働け!という人たちは、このような背景を知らずに自分の健康は省みないのであろう。
健康で生活出来ていることがどんだけ羨ましいか。
たとえ好きなことをしに外に出るにしても、常に不安感が付きまとい体調が悪くならないようにとずーっと緊張感の中。
帰ってきてどっと疲れ、倒れ込む。
酷い人はそこから数日は寝込むだろう。
甘えだ何だと言われるかもしれないが、これが精神疾患持ちの現実だろう。
私は10代からなので、かれこれ20年以上こんな生活をしている。
そりゃ生きているのが嫌になることもある。
でも、少しの幸せを自分で見つけてあげる。
出来たら褒めてあげる(これがとても困難)
長患いのため、実家からも見放され拒絶され今は誰とも連絡は取らず1人で生活している。
実家に帰れる人は、戻るのもひとつだろうし家族に支援してもらうのもひとつだと思う。
(実際、実家で支援を受ける場合保護は受けられないはずだが)
ただ、虐待を受けていたなどの家庭環境があると実家なんて怖いでしかない。
二度と家族に会いたくないなんで人もいるだろう。
また、家族だとしてもみんながみんな病気に理解があるわけではないし、なんなら無理解の方が多いだろう。
長患いで社会復帰に時間がかかっているものの、1人で少しずつ進もうとしているのが今の私である。
悪夢にうなされたり、いきなり家族が来るのではないかと怯えたり(閲覧制限を掛けているのでないと思うが)
それでも、生きていることを許されている限り頑張ろうと思っている。
今までずーっと自分を責め続けた分、甘やかしてあげよう。
そんな風に生活保護のお世話になりながら生きている。
ずーっと、家族からも見放されるような価値のない私が国のお世話になって申し訳ないと思い続けていたが
辛かったですね。よく耐えましたね。あなたは生きていていいんですよ?と手を差し伸べてくれた。
ありがたいことに、友人にケースワーカーをしている子がいたのでどのような手続きを踏めばいいのかなどの相談に乗って貰えたのは大きかった。
受給を始める前に、ほんの少しではあるが覚悟を持つことができた気がする。
もちろん不正受給をしている人も中には居るだろう。
そういう人たちのニュースをメディアが大きく取り上げるため、本当に必要としている人の手に保護が回らないなどもある。
また、そういうニュースがあるたびに保護叩きを目にするので
ただでさえ縮こまっている気持ちを持つ受給者は、もっと小さくなるだろう。
10年前、いや…2年前の私も実際に自分が生活保護にお世話になるとは思っていなかった。
まさに「明日は我が身」状態であった。
病気で苦しんで、保護のヘイトに苦しんで…
たまにはスタバの1杯くらいいいのでは?
受給者の皆さんがどのような生活をしているかは分からないが…
ほとんどの方が孤独と病気と戦いながらだと思う。
現時点で私が受給者だと知っている人は友人の中でも数人である。
保護を受けていると知って去る人もいるかもしれないが、それはそれでいいと思っている。
保護を受けていると聞いても、今までと変わらず接してくれて
気晴らししよう!出かけよう!と声を掛けてくれる友人には感謝している。
彼女たちが困っていたら可能なことは、なにかしてあげたいなと思っている。
派手な生活をしている人全員が必ずしも不正受給とも限らないし、なにかしらの節約をしているだろう。
(私も、割とうまくやりくりできるようになってきている気がしている)
難しい話だが、見た目だけでその人を決め付けないで欲しい。
特に精神疾患や内部疾患の人は、パッと見元気に見えるし普通の人と変わらない。
でも、人知れず苦しんでいる人はたくさんいる。
見えているものだけが現実では無い。
そして、自分がいつその立場になるかはわからない。
もう少し、一人一人気持ちに余裕が持てるようになったらなとは思うが…
今の情勢を見ていればそれも難しい。
お互いに過干渉にならず、適度な距離で生活するのが1番いいのかもしれない。
SNSなど顔の見えない所だからと気の大きくなる人も多いだろうが、きっとその人もなにかに苦しんでいる。
そうやって相手の背景を考えられるようになりたいものだ。
長くなったうえに、途中からあらら?何の話だっけ?となったらすみません。
さあ、おはようございますと始めたがお昼になってしまったのでなにか食べようか。
近いうちにご飯事情も書けたらいいな。
今日もまだまだ暑い一日になりそうですが…
休み休み過ごしましょう。