ちょっと 素敵に くつろぐ #016
『病は食から』 沼田 勇 さん
「手元に残したい本」シリーズ。
『病は食から』
著者:沼田 勇 さん
(農山漁村文化協会:昭和53年)
「病は気から」ではなく『食から』
という一冊です。
本の紹介文にはこう記されています。
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(引用)
明治時代に医師の治せぬ病いを
食べ物で治した名医石塚左玄。
その考えを今日の科学で検討し、
「食養」の原理を日常実践の問題
として追究。
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私の仕事としている『整体』は、
心身のバランスをとる方へと
誘導することが重要なポイントです。
皆さんも既にご承知の通り、
食事の内容や摂り方も
健康の維持・増進に
大きく関わります。
この貴重な摂食において、
安定した生産性と価格維持のため
農薬、化学肥料、食品添加物等で
加工されたものが供給されます。
そのことへの警鐘本といえましょう。
そんな内容が、私にとっては
バイブルの一つとなっています。
辞書としても遣っていますので、
手放すことのできない一冊です。
科学や西洋医学とどう向き合うか、
本の中ほどには、食養の観点から
料理の基本的な考え方や、
症例別にみる食養法の紹介も
あります。
この食養法に、真剣に向き合うと、
「食べてもいいものがない!?」
と思うくらいにストイックな
食事内容になります。
私の場合は、あくまでもこの考え方も
参考にしつつ。こだわりすぎず、
突き詰め過ぎないようにしています。
書かれている全てを私に理解できる
わけではありません。
また、現在社会においては、
実際にはどうすればいいの?
と思うところもあります。
もちろん、筆者目線で言うと、
この本に書ききれないことも
多々あったと思います。
ただ、現代の私たちは多くのものを
過剰に摂り入れている、といった
食生活であるということですね。
その中には、科学(化学)的に
摂取しない方がよいと言われる
ものも当然にありますよね。
そして、今、私自身がそうですが、
量的にも過多の状態・・・ですね。