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「自由」になりたい
「自由」というものがテーマとしていつもある。何をするにも「自由」になりたいからやっているのかもしれない。スパイスを販売するのも、料理教室をするのも、商品を開発するのも私の中では全部「自由」につながっていくのである。
何をもって「自由」とするかは自分の中でははっきりしているのだが、それをうまく言葉に表すことができない。どちらかというとできることが増えることで「自由」になっていく感じである。
例えばスパイスからカレーを作るのも基本のスパイスといわれている「クミンシード」「コリアンダーパウダー」「ターメリック」「レッドペッパー」を知って、使えるようになるとルウから作るカレーから自由になり、好みの具材、辛さなどを調整できるようになる。また一つ一つのスパイスの特徴を知ったり、使いこなせたりするようになると作れるカレーの幅や種類が広がりより自由にカレーを作れるようになっていく。
4つのスパイスだけではなく、もっと色々な種類を知っていいくとより作れるカレーや料理が増え楽しみも膨らんでいく。スパイスの種類だけでがはなく、組み合わせを学ぶことによって肉や魚のシーズニングを作れるようになり、アウトドア料理やお土産としても活用できるようになる。
カレー作りの組み立て方を知っていくと選べる食材、スパイス、出来上がりのカレーの形状などを自由に選べるようになるし、好きなもものを好きなように作れるようになっていく。油の種類、ホールスパイスの組み合わせ、玉ねぎの切り方や炒め方、トマトなどの水分の飛ばし方、パウダースパイスの選び方と組み合わせ、そしてホールスパイスをローストして新しい深い香りを加えるやり方、ほうれん草、ヨーグルト、ココナッツミルク、パクチーにミント。どれをどのように混ぜ合わせカレーを伸ばしていくかでも出来上がりのカレーは変わってくる。
そしてインド各地の作り方、世界各地のスパイスの組み合わせ方や調理方法を知れば知るほど私は「自由」になっていくのであろう。
7、8年前から毎月2種類のカレーをスパイスから作る料理教室を開催している。これもレシピを知れば知るほどスパイスの使い方がわかり、学びに来た人が自由になっていくのだと思っている。
3年前から始めたオンライン料理教室ではレシピを知る以外にも理由を織り込むことによって他のカレーにもより応用しやすくするため「学び」の要素を深めて伝えるようにしている。
経験も体験も知識、技術も積めば積むほど私の中ではその先にきっと「自由」があるのだと信じている。
不自由から自由になりたいのかも知れない。