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宮島の旅 「平家そして毛利氏」 その一

広島に二泊三日の旅に出掛けた。

もちろん、お目当は平家の総本山「宮島」(厳島)である。
厳島は「安芸の宮島」とも呼ばれ日本三景の1つ。平家からの信仰で有名で、平清盛により大規模な社殿が整えられた。

都内から新幹線で広島に到着し、まずは市内見学。

原爆ドーム

原爆ドームへ平和の祈りを捧げる。

広島城

福島正則の居城として有名な広島城。
元々は毛利輝元が黒田官兵衛の協力で築城した。
広島は平家だけでなく、西国の覇者、毛利氏の足跡も散らつく。

初日を終えて、二日目は平和公園からフェリーで宮島へ。
宮島へは在来線で広島駅から宮島口まで乗って、そこからフェリーで上陸する行き方もある。


厳島合戦史跡

上陸するとすぐに厳島合戦跡に遭遇した。
宮島と言えば平家だが、1555年毛利元就が陶晴賢を誘き出し奇襲に成功し大勝した厳島合戦の戦場としても知られる。
西の桶狭間と呼ばれる代表的な下克上戦で、毛利氏はここから躍進しやがて大大名となる。幕末の長州藩の原点がここにある。
そして毛利氏の祖先を辿れば、鎌倉幕府の大江広元に辿り着くから面白い。

残念。工事中。

しばらく歩くと厳島神社に。
お目当の大鳥居は工事中だった。

能舞台

平家の歴史が濃厚な厳島神社だが、其処彼処に毛利の残り香も。

厳島合戦に勝った後、1561年に大鳥居を再建した毛利元就は1568年観世太夫を招き、仮設の能舞台を海中に設けて能を奉納している。常設の能舞台は江戸時代の初め1605年福島正則が建築。現存する能舞台は江戸時代前期に広島藩主・浅野綱長が改築したもので国の重要文化財に指定された。

そして、宮島のシンボルのようにそそり立つ五重塔は、室町時代の1407年に建立されたもの。室町時代の建造物がほぼそのまま保存されており貴重。

千畳閣の隣に建つ五重塔


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