見出し画像

【NEXT40×経営コンサルタント対談】未来をつくる経営者の育成 第2弾 | BFTオープン社内報

こんにちは!
株式会社BFT東京本社 2024年新卒入社の片岡です。

BFTでは、会社の理念を理解し、将来のビジョンに興味を持つ若手社員を「NEXT40」として集め、次世代の経営者を育成しています。前回の対談に引き続き、第2弾の今回はBFTでコンサルタントを担当していただいている関根壮至さんとNEXT40の2名をお迎えして、対談をしていただきました!

今回の対談では、以前NEXT40に向けて関根さんがおこなった研修内容や、
またNEXT40がどのような活動を行っているのか知らない方たちにぜひ読んでいただきたい内容となっております!ぜひ最後まで、お楽しみください!

関根さんプロフィール

ランナーズ株式会社 代表取締役 関根壮至
1972年、新潟県出身。成蹊大学工学卒、2023年3月法政大学専門職大学院MBA修士課程修了。電子機器製造業、モバイル通信キャリア、外資系大手ソフトウェア企業(米国Microsoft日本法人)を経て、同族が経営する企業の代表取締役になり業績を急拡大させるも、親族内のお家騒動によって会社を去る。2021年4月にランナーズ株式会社を設立し、自身の経営者経験を生かした後継者育成に取り組んでいる   
ランナーズ株式会社 | 経営人材の育成 | 後継者育成 (runs.co.jp)

左からランナーズの関根さん、DPの善野さん、営業の池上さん


NEXT40とはなにか、なにを目的として活動をしているものなのか

--NEXT40とはどのようなものなのかを教えていただきたいです。

善野:
次期中計(=次期中期経営計画)を検討したいよっていう人たちの集まりがNEXT40になります。経緯をお話しますと小林さんに声をかけられたほぼ20代の社員で、全社の時期中計の検討に関わりたいというのがみんなの共通認識です。
やっていることとしては今NEXT40次期中計といって、こうあってほしいというNEXT40の考える会社というのを検討していて、そのような視点で会社に提言をしていったり各部門が考えている中計に対しても我々の視点で意見を言っていくというようなことを11月以降、行っていく予定です。将来的には主に若手層に向けて、できた中計を知ってもらい、より中計に参加しやすくなるような発信活動を今後行っていきます。

--NEXT40はいつから活動しているのですか?

善野:
今年(2024年現在)の6月、7月くらいからです。

--関根さんはいつからNEXT40と関わっているのですか?

関根さん(以下敬称略):
去年の9月からBFTのコンサルタントとして関わっているのですが、NEXT40は最近関わるようになってきました。

池上:
そうですね!

善野:
会社の戦略を立てる知識がなかったため関根さんに8月に2回、研修をしていただきました。

関根さんの経営人材トレーニング、財務分析の研修ではどのようなことを行ったのか

--以前NEXT40向けに行われた研修内容について教えてください。

池上:
研修内容としては財務研修と非財務研修の2種類を行いました。
非財務研修はSWOT分析で強みだったり、内部環境や外部環境のプラス面やマイナス面を学ぶ研修です。
2つ目の財務分析は、会社のお金などをベースに今後どういった方針や戦略を立てていくのかを考える研修でした。

関根:
覚えていますね~!いいね!

--関根さんから受けた影響や学びで特に印象に残っていることはありますか?

池上:
印象に残っていることとしては、私は営業職なのですがSWOT分析一つにしても、営業が考える分析とエンジニアが考える分析が全然違った印象を持ちました。
個人的に思ったのは、「どう稼ぐか」や「どういった事業で会社を大きくしていくか」をすごく考えていたのですが、エンジニアの方ですと人材育成の観点が結構多い印象を持ちました。
また、財務管理表などを初めて読み込んだので数字と収益性や安全性などの関連付けがすごく難しかったです。
やってみてエンジニアと営業の意見が違うというところもあり、中計を立てるうえでみんなの意見を参考にして計画した方がいいんだなと改めて思いましたね。

善野:
特に印象に残っているのは財務分析です。これまでも他社と比較しながら社内の検討に関わることはありましたが、扱う数字は主に採用サイトに掲載されているような限られたものだけでした。今回、ベンチマーク(特定の基準や指標を設定し、それに基づいて自社の業績やプロセスを評価する手法)を効果的に取り入れる方法を学び、とても勉強になりました。こうした手法をきちんと理解できたことが非常に印象的です。

--SWOT分析とはどのようなものですか、また実際に提出されたSWOT分析は特徴がバラバラでしたか?

関根:
そうですね、SWOT分析は、企業の強みや弱み、直面している経済状況、リスク、そして逆にどのようなチャンスがあるかを四象限で整理して分析する手法です。人それぞれの職務内容によって、企業を見る視点は異なりますし、社歴によっても違いが出るかもしれません。ただ、やはり職種による違いは特に顕著に表れると思います。

--研修を受けてみてNEXT40の活動によい変化はありましたか?

善野:
これからもSWOT分析を活用する機会が増えると考えています。現在、NEXT40の中期経営計画を策定しているのですが、具体的な戦略を立てる際に他社との比較やSWOT分析を取り入れる取り組みができたことは良かったと思います。NEXT40のポジションや役割として、数字やフレームワークに基づいた戦略をしっかりと立てることができれば、年齢にとらわれない形での差別化が実現できるのではないかと感じています。

池上:
スケジュール感としては、まず"10年後のありたい姿"を描き終え、次にその10年後から逆算して3年後にどのような状態を目指すべきかを、これからNEXT40のメンバーで検討していきます。その際に、今回の研修内容が活かせる部分が多いのではないかと考えています。

--関根さんは研修をする際に意識していることなどはありますか?

関根:
普段、数字に触れて仕事をしている方たちではないので説明がわかりやすいように、色々なたとえ話などを使って工夫をしています。最初に宿題として基礎知識をつけてもらうために私が動画を出して、その後皆さんで集まって研修を行ったのですがNEXT40の方たちは優秀な方々が多くて、飲み込みが早いなと思いました(笑)

--善野さんはNEXT40の中でも推進チームに所属しているとお伺いしました。推進チームとはどのようなものなのか教えていただきたいです。

善野:
40人いると議論が難しいため、途中から推進チームをつくり運営しています。細かい要点をまとめて大方針を皆で話せるように、議論の要点を絞る中心メンバーが推進チームのたてつけですね。

--これからまた研修を行ったりする機会はあるのでしょうか?

関根:
そうですね~。今のところ次の予定はないですが機会があったら、また研修を行うと思います。

善野:
絶対やったほうがいいですよね!

池上:
もっと若い方たちも財務分析などをしたほうがいいなと思いました。私は5年目で若手の部類に入るのですが営業職ということもあり、ある程度財務分析については経験がありました。ですが、財務表をがっつり見て考えるということはしなかったので、、、
そこを若い時からイメージできるのはすごく強みになるんじゃないかなと思いました。

関根さんからみたNEXT40の印象とは


--関根さんから見てNEXT40のメンバーの印象、研修を行う前と行った後でなにか変化を感じましたか

関根:
初めの頃、NEXT40のメンバーが将来の話をするとき、数字的な視点が欠けていたため、漠然とした夢物語のような話が多い印象がありました。そのような話をしているだけでは、物事は決まらないと思います。将来を決めるには、より具体的な議論が必要で、単なる夢を語っているだけでは意味がありません。しかし、小林社長をはじめとする経営陣は、会社をどう具体的に進めていくかという視点を持ってしっかりとまとめてくれています。そのためにも、NEXT40のメンバーには、正しい視点や基準を提供しないと、下手をすれば会社への不満を口にするだけになってしまう可能性があります。そうならないように、客観的にBFTがどのような会社で、他社と比べてどのくらい強いのか、今の立ち位置とこれからの進むべき方向を話し合うためには、やはり数字や他社との比較が必要です。もしそれができるようになっているなら、この取り組みは意義があったと言えるでしょう。

将来のリーダーとして、どのようなスキルや知識を身につけたいか

--NEXT40のお二方の将来像について教えてください。

池上:
私は営業職として、将来的に会社に営業戦略を提案できる人材になりたいと考えています。それも感情に基づくものではなく、財務分析を通じて根拠のある戦略を立てられる人材を目指しています。また、財務分析は経営にも関わってくると感じているので、少し夢物語も含まれますが、30代前半の若いうちに経営を学び、営業の子会社を立ち上げて、その社長になることができたら面白いなと思っています(笑)。性格的にも目立ちたい、上に行きたいという気持ちが強いので、そういった挑戦ができたらいいなと考えています。

善野:
エンジニアの視点から言うと、今回の研修内容は、現場のリーダーが使う知識というよりも、売上を生み出すマネージャーが必要とするスキルだと感じました。フレームワークに基づいた多角的な手法を用いて、しっかりと戦略を立てることは、若いうちに活躍するために欠かせない要素だと思います。そのためにも、実践を通じてこれらのスキルを身に着けていくことが重要だと感じています。

関根:
20代のうちに経営に関する議論やテクニックを学んでおくことは、将来に大きな武器となります。多くのサラリーマンは財務諸表に触れる機会が少ないですが、今回のように実際の経営者が行っていることを模倣することから始めるのは良い方法です。そうすることで、将来的に組織内での昇進や起業を目指す際に、非常に役立つスキルを身につけることができます。NEXT40の活動にとどまらず、これらの知識を一生の武器として活用していくことが重要だと考えています。

池上:
そこはすごく感じますね。地元の友達にも「いい経験でしょ♪」と話したりしますよ(笑)

関根:
他のコンサル会社さんなどでは、私がやっているような研修を行っているのはあんまりないと思います。もっと複雑な理論でよくわからない定義書とかを書いたり…(笑)

池上:
NEXT40は若いメンバーが多いため、突拍子もないアイデアが飛び出すこともありますが、それが求められているとも感じています。ですので、私は大きなことを言っていきたいと思っています。

善野:
夢を語ることも忘れていないっていう(笑)

池上:
けど数字も忘れずにですね(笑)


無理を言って指ハートをしていただきました!
ありがとうございます😭

おわりに

前回に引き続き、ランナーズ関根さんにインタビューをさせていただきました。またNEXT40がどのような活動をしているのか知らなかったので、活動内容を知ることができてよかったです。
筆者自身も今回のインタビューでは、会社の数字を理解するということがどれだけ重要なことなのかわかりました。将来を語るためには数学的な考え方を持つことがポイントですね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集