From ISSUE
今日は「ISSUEから始めよ」をご紹介。
この本は問題解決でやるべきことを論理的に学べます。
いきなりですが、あなたは価値のある仕事とは何だと思いますか?
解の質が高いもの、人にサービスを与えて感謝されるもの、が上がると思います。
しかしこの本の結論は「イシューの質が高いもの」です。
なぜなら、解の質がいくら高くてもイシューの質が低いと、顧客に満足してもらえないからです。例えば売り上げが伸びないから、その商品のブランド力をあげよというイシューに対し、たくさんの資料を集め分析した結果、ブランド力は上がっても、市場が縮小していたらそもそも売れませんよね。
だからイシューを見極める必要があります。
これからこの本の要約と僕の学びを話します。
感激した”悩み”と”考える”の違い
悩みと考えるに違いはあるのかと思うひともいるでしょう。
僕も悩みながら考えているのではと思ってました。
しかし、この本を読んで僕の定義が更新しました。
悩むとは、答えがない前提で、考えるフリをすること。
考えるとは、答えがある前提で、建設的に答えを導くこと。
こんなのわかんないと言ってる人がしょうがなくやるのはすべて考えるフリなのです。自分で決めつけた時点でもう思考停止も同じだと知り、いままで僕はフリをし続けていたなと反省しました。
この考え方に感激しました。これから悩んでると認識したら、
すぐやめて一度リセットすることをお勧めします。
これだけは避けよう、犬の道
犬の道とは、一心不乱に仕事をして、評価を得ようという考え方のこと。
まさにイシューを見極めることと対極にあります。
正しいアプローチはイシューの質を見極めたあとに解の質も上げていくことです。サスケの反り立つ壁をイメージしてください。
犬の道を選んでも、そもそもイシューの質が低いと評価も得られず時間の無駄だったなんてことになりかねません。だからまずはイシューの質を求めましょう。
良いイシュー3つの条件
良いイシューは3つの条件があります。
❶本質的な選択肢である
❷深い仮説がある
❸答えが出せる
❶は得られた結論で何かが大きく変わるような本質的なものでなければならないことを示しています。例えば天動説・地動説が有名です。
太陽ではなく地球が太陽の周りをまわっているのでなないか、否かというイシューは天文学の本質を変えています。
❷はふつうなら「ここまでスタンスをとるのか」というところまで踏み込み、常識を覆すような洞察があったりすることで、検証できたら価値があると人に思わせることができることです。
❸は重要だけど答えが出せないイシューを選ばないために必要です。世の中には今の技術や知識では解決できないイシューがたくさんあります。例えば1600年代に生まれたフェルマーの最終定理です。1995年にアンドリューワイルズが証明しましたが、近代数学を駆使していました。解くためのノウハウがないものは良いイシューとは言えないのです。
最後に
いかがだったでしょうか。僕は一回じゃほとんど理解できませんでした笑
イシューを決めた後も分解して、ストーリーラインをつくり、イメージが沸くようにグラフなどで絵にして、最終的に人に伝えられるようにする順序が事細かに説明されています。僕も実践しつつ、読みなおそうと思います。
これはほんの一部分にすぎません。論理的思考を鍛えたい人、生産性を高めたい人は是非読んでみてください。
ご拝読いただきありがとうございます。
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