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えばとん情報2024.11.22

今週もお疲れ様でした。

さて、プレミアリーグの再開が迫ってきました。
本日は今節の(H)ブレントフォード戦へ向けたプレビューを中心にお送りします。

"Mangality"

「今日、僕は再びプレミアリーグで走ることができる」

今季エバトンに加入し、スムーズにフィットし始めたオレル・マンガラ。彼の頭部にある傷痕を見た人も多いだろう。幼い頃に遭った交通事故。コンゴにルーツをもち、ブリュッセルで生まれた。7歳で名門アンデルレヒトに加入し、ベルギー代表まで登り詰めた、そんなマンガラの生い立ちとメンタリティ(マンガリティ)を知るインタビュー。オナナとのやりとり、加入の経緯なども語っている。

ブレントフォード戦プレビュー

エバトンはゲームをリフレッシュする必要がある。
フリードキン・グループは、プレミアリーグによる買収提案の承認が間近に迫っていることを望んでいる。 再出発が待っている。クラブが再出発を切実に必要としている上で、願わくばショーン・ダイチのアプローチも同様だ。 エバトンはここ2試合ノーゴール。 ドミニク・カルヴァート=ルウィンはここ7試合無得点だが、ギニアビサウ代表FWベトが代役としてチームに稀に見るゴールの脅威を与えている。
にもかかわらず、ベトをベンチに置き続けている。 カルヴァート=ルウィンは公平に見て、質の高いサービスが絶望的に不足していることを指摘できるだろう。 ブレントフォードは今シーズン、リーグ戦のアウェイゲームで5戦全敗を喫しているが、これらの敗戦はリバプール、マンチェスター・シティ、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッド、そしてフルアムでのロスタイムでの2失点によるものであることを忘れてはならない。

The Guardianマージーサイド番
アンディ・ハンターさんより。

インターナショナル・ブレーク前のウェストハムとの0-0の引き分けで、エバトンの無敗記録は3試合に伸びた。
ホームではプレミアリーグ最高の戦績を誇るビーズだが、遠征先では2024/25シーズンのアウェー戦5戦全敗という悲惨な成績が続いている。
グディソン・パークでのブレントフォードとの過去2度の対戦は1点差でエバトンが勝利しているが、マージーサイドではロースコアの試合になるかもしれない。

whoscored.comより

フランクは、イーサン・ピノック、ヨアン・ウィッサ、ブライアン・エンベウモがそれぞれの国際試合から離脱し、今夏加入したイゴール・チアゴが7月に膝の大怪我を負って以来初めてメンバー入りすることを期待している。
クリストファー・アイェルは足首の負傷で欠場が決定している。
「クリストファーはこの試合も欠場するだろう。 長丁場ではないが、どれくらい短くなるかわからない。 挫折はなく前進はしているが、望んでいたほど早くはない」

長期欠場のリコ・ヘンリーはまだ復帰の目処が立っていない。今週、エンベウモがリバプールやニューカッスルと噂になっていることについては 「それについては考えていない。 選手が他のクラブと噂になるのは、彼らが上手くいっているということだからとても嬉しいよ。 ブライアンのことはよく知っているし、彼はプロフェッショナルな選手で、トレーニングに集中できる。 文句はないよ」

フランクはグディソン・パークを最後に訪れることに興奮している。
「象徴的なグラウンドだ。 プレミアリーグでプレーする外国人の僕にとって、最も楽しめるグラウンドのひとつだ。 何があろうと、ファン、グラウンド、そしてその周辺を含めたすべてが素晴らしい。 騒音を抑えることができるかどうかは僕ら次第なんだ」

ショーン・ダイチ率いるチームへの挑戦について「彼らは非常に堅実だ。 厳しいスタートを切ったが、ここ7試合で1敗というのは非常にいい。 ショーンはファンタスティックな監督で、いつも対戦相手をとても難しくしている。 全く互角の試合を期待しているよ」

BBCより、フランクさんの記者会見。

プレミアリーグでのエバトンの戦いは厳しいもので、チームは現在16位に低迷している。 11試合で勝ち点10、2勝4分け5敗。 得点10、失点17という得失点差は、ピッチの両端での苦戦を浮き彫りにしている。 しかし、24/25シーズンのEPLキャンペーンでは、エバトンは最悪のスタートを切ったが、ここ数週間の彼らの成績はやや安定してきている。

直近の試合では、エバトンはアウェイでウェストハム・ユナイテッドとゴールレスドローに終わり、貴重な勝ち点1を獲得した。 この結果は、ショーン・ダイチ監督の下で守備組織が改善されたことを反映したものだが、同時にゴール前での苦戦が続いていることも浮き彫りにしている。

現実的でナンセンスなアプローチで知られるダイチは、エバトンに闘志を植え付けてきた。 彼の戦術的な洞察力は、守備の堅固さとセットプレーのチャンスを最大限に生かすことに重点を置いた最近のチームのパフォーマンスにも表れている。 しかし、エバトンが順位を上げていくためには、安定した得点力不足は依然として懸念材料である。 ドミニク・カルヴァート=ルウィンとドワイト・マクニールに注目が集まる。

transfer marktより。

10番の解釈
(有料記事)

極東支部や現地界隈の一部で囁かれ続けるのはエンジャーイをトップ下で起用すべきという意見だ。

昨日開かれたプレスカンファレンスでは、エンジャーイの10番起用についての質問が投げかけられた。結論としてはダイチはエンジャーイをワイドで使い続けるということだ。現代の10番に求められる守備面の要素、あくまでもウイングでのエンジャーイを評価しているようだ。逆にマクニールのサイド起用時における守備についてはどうやら納得がいっていない部分がある様子。マクニールの10番起用からしばらくの時間が流れたが、得点力不足のチームにあって、次の新たな采配を願うファンは少なくない。

「相手を止めるために適切なパッシング・レーンを確保し、95分間ターンオーバーして攻め続けるのは、思っているほど簡単なことではない。 しかし、彼は左サイドから良いプレーを見せている。 まだ適応している段階だ」

ダイチからエンジャーイについてのコメント。

事実、エンジャーイの守備スタッツは優れた成績を残しており、自慢のキャリーやドリブルは大きな武器としてチームのポゼッションを高め、自分たちのペースを取り戻す大きな要素となっている。しかし、よりゴールエリアに近い場所でこそ、その能力が生かされることを望むのも確かだ。

特徴のおさらい

こちらは、今季からお世話になり始めたデータ系アカウントEPL-Analyticsのポスト。
上記、4象限のマトリクスを用いたプレッシング・インテンシティ(秒)×ダイレクト・アタック(数)の図から。エバトンとブレントフォードには分かり易い差が見て取れる。プレッシングを用いて相手からボールを奪うまでに平均16秒を費やしているロー・インテンシティのエバトン。対するブレントフォードは時間をかけずにボールを奪還できているプレス強度があることを理解できる。互いにダイレクト・アタックの回数が似通っていることから、低いブロックを作るか、ミドルプレスで早めにボールを奪いにいくかという戦術の違いであり、攻撃に転じる頻度としては近いというものだ。

続いて、ゴールキックからのディストリビューションにおけるゾーン別のパス配分を示したもの。ピックフォードから前線のカルヴァート=ルウィンへ送られるフィードの多さから、想像に容易いデータになっている。対するブレントフォードはエバトンと逆のアプローチ。低い位置からビルドアップを継続していくスタイルを捉えられる。

ここから考察することとして、エバトンはどのようなプレスラインで仕掛けるかということだ。
ここまでの戦い方を踏まえると、ホーム・グディソンパーク、先制点を奪いたいチームにとっては積極的に前に出ていくプレッシングから試合に入ることが予想される。ボーンマス戦のような入り方ができればベストだろう。

しかし、入り方だけで評価できないのがフットボール。ブレントフォードの過去2節を振り返ってみると、まさに乱高下の激しいシーソーゲームと劇的な敗戦を味わっている(ダイチはゴールが決まっても喜ぶ仕草を見せないのが信条、マルコ・シウヴァのガッツ・ポーズを見ているとエモい気持ちに)。ウィルソンはスーパーだったが、最後まで攻め切ることを諦めなかったシウヴァのフラムは力強く、はたまたボーンマス相手に攻める圧力を貫いたブレントフォードには今のエバトンに足りない魅力を感じた次第だ。

今季先制しながら惨敗したボーンマス戦やアストン・ヴィラ戦、追いつかれたレスター戦、最終盤で取りこぼしたサウサンプトン戦などを思い出すと、肝心なのは笛が鳴るまでの95分。そして後半の交代策だろう。

昨季、残留を決めたゲームはブレントフォード戦だった。23/24シーズンの初勝利も、同じくブレントフォードが相手だった。もう一度、グディソン・パークでドラマを引き起こせるか、観客を巻き込むエナジーに満ち溢れたゲームを展開することが必要だ。

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BF
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