最近読んだおすすめの本 失敗の科学
カウンセリングを生活の一部に。
ayakoです。
今日は「最近読んだおすすめの本」という
お話です。
失敗から学びなさい
失敗は成功のもと
と、よく言いますよね。
私もクライエントさんや生徒さん達に
失敗だなぁと感じた経験をしたら、
振り返る、
そこから気づきや学びを見つけるようにしましょう、
とお伝えしています。
でも、失敗から徹底的に学んだ事はありますか。
一度起きた失敗を二度と繰り返さないようにとすることです。
この「失敗の科学」 の本では
いくつかの会社の失敗についてのエピソード が書かれています。
実話に基づくお話なので、 ドキュメンタリー番組を見ているかのように引き込まれてしまいました。
まず冒頭でお話しされているのが医療業界と航空業界。
おそらく、皆さんも驚くのは
医療事故がどれだけ頻発に起きている事実です。
一方、航空業界は業務中のミスがとても少ないんだそうです。
飛行機は世界で1番安全な乗り物とも言われています。
業界は異なりますが、
この医療業界と航空業界の大きな違いが、
失敗に対する取り組み方、
・ 徹底的な調査
・当事者の報告しやすい環境、上下関係
です。
医療現場では人間関係が
医師がそして看護師は下と見られています。
例えば、 看護師が医師に意見を申すと言うのは
関係からしてとてもハードルが高いのが、
私たちも感じ取れるかと思います。
医師が正常が判断ができそうにない状態を
目の当たりにしても、看護師は指摘することを躊躇してしまうケースがあります。
これがミス、失敗につながります。
失敗後は言うと、各病院などでの徹底的な調査は
残念ながらところなされていないそうです。
現場にいた関係者者たちは、事実を話すことすら恐れ
事実を隠すこともあるそうです。
一方、航空会社は事故などがあったときに調査をする組織が組まれ
徹底的に調査をします。
そして関係者からの話をとても貴重とし、
丁寧にヒアリングが行われます。
周りを気にして話せないということがなく、
関係者は、この経験を周りにも発信しなくてはという意識を持っています。
少しでも医療現場が航空会社等の体制を真似て欲しいなと思いますが、
ワシントン州シアトル市にあるバージニアメイソンメディカルセンターでは
病院の運営改善のヒントを得るために
なんと日本を訪れました。
その改善のヒントを得る場として彼らが選んだのが
車メーカーのトヨタです。
トヨタではミスや問題が起きると作業員が直ちに非常用コードを引っ張り、
作業ラインを一時停止させます。
現場には管理者が書き付け作業員を助ける、
そして問題はその後詳しく分析、教訓が引き出され再発防止策が取られます。
このトヨタの生産方式は産業市場、
最も成功した生産方式の1つとも言われています。
自動車産業、 医療業界、
全く違う分野ですが
車と人の基本的な原理は同じ、同じ方式を適用することは可能。
トヨタを訪れていたバージニアメイソンメディカルセンターの人たちは
日本から帰国後、 早速トヨタと同じ方式を取り入れたんだそうです。
失敗を防ぐ方法は複数あると思いますが
私がこの本で学んだ1つが、
早い段階から失敗を見つけてもらうと言う方法です。
例えば何か商品を売り出したい、
完璧なものができていなくても試作段階で
まずリリースしてみる。
そして顧客からたくさんフィードバックをもらい
そのフィードバックを活かして商品の改善を続ける。
失敗を早い段階からし、 その後の失敗を防ぐ1つの方法です。
実際にこの方法で利益を8倍以上出すことができたと言うデータもあります。
私自身、常にしっかりと考え
しっかり出来上がってからスタートするべきだと考えていましたが、
まずは行動、動き出すことが大切ということですね。
そして、顧客から得たフィードバックをもとに
しっかり、振り返りを行うこと。
この流れを頭にいれて前進していきたいですね。
では、また。
ayakoでした。
カウンセリングを生活の一部に。
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