最近読んだおすすめの本　母という呪縛 娘という牢獄

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ayakoです。

今日は「最近読んだおすすめの本」という
お話です。

母という呪縛 娘という牢獄

本のタイトルを見た時、母と娘の関係を綴った小説かと思いましたが、
本書は2018年に実際に起きた娘が実母を殺害した事件についてのノンフィクション。
著者が逮捕された娘と30通以上もの手紙でのやり取りを通して
彼女と母親の日々を綴った内容です。

読んでいく中で、実話とは思えないくらいの過酷な
母親と娘のやりとりを知ることができます。
母親が娘を長期に渡り虐待していたという事実から
罪を犯していても娘に母親から解放された安堵感、同情が芽生えます。

鬼のような母親でしたが、読んでいく中で何が彼女をそうさせたのか、
詳しくは綴られていませんが、母親にも目を向けたくなります。

娘は特に父親、裁判官からの言葉が彼女に深く響いたそうです。
読み終え、殺害を犯した娘、亡くなった母親のことを想うだけでなく、
自分自身の周りの人たちの存在を、ふと想わせる１冊でした。

今現在服役中の彼女に、

父親
裁判長
高校時代の恩師
彼女を担当した弁護士たち

これらの方々がいたことを勝手ながらに嬉しく思います。

では、また。
ayakoでした。

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