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Beyondカンファレンス⇨一線を走る経営者同士のトークセッションレポート
場所は北鎌倉。建長寺。
越境で変わる人・コト・組織
さぁ行こう。ひとりでは、たどり着けない場所へ。
垣根を越えて、意志ある挑戦があふれ、未来を話し合える場所をつくるand Beyond カンパニー(aBC)が、Beyond カンファレンスをオフラインとオンラインのハイブリッドで4月12日13日に開催しました。
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建長寺という場のちから
畳の上にたくさんの座布団をしいて、普段とちがう座り心地のなか、Beyondカンファレンスはスタートしました。
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「わたしは何者なのか」「会社、仕事とは何なのか」を問いかけてBeing(個人のありかた)を見つめ直す。Doing(未来への実験)についても周りの人の話をよくよく聞いて歓迎する。応援フルな2日間。
開いた障子の間から涼しい風がとおり、緑の木々がゆれ、鳥の声もきこえ「なんだか、きもちがいいなぁ」と、感じる。自分の心身に自然と意識が向かい、自分をよくよく見てみることができる空間。
いつもと違う他の人との目線と距離感も新鮮で、久しぶりの対面というのも相まって、人の熱が伝わりやすい場所になっていました。
ちなみに建長寺は、鎌倉時代に当時の元号である建長の名前をつけて立てられた禅宗のお寺。元号がついたお寺は珍しく、他には比叡山延暦寺や寛永寺や仁和寺だけとのこと。そういわれるとなんだかますますパワーがあるように感じてくる。不思議です。
不確実な「今」をどうみるか
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カヤックの柳澤さん司会のもと、ロート製薬の山田さん、オンラインで参加のサンリオエンターテイメント 代表取締役社長 小巻さんの3名のオープニング・セッション。小巻さんの「社員ひとりひとりの夢を叶えるのが社長の仕事」という究極の応援フルな言葉から始まりました。
事前に用意されたお題に対し、それぞれの見解を聞いていく流れ。思いもかけない遠いところまで、コロコロ話題が転がり、視野が広がっていきます。
環境問題、世界安全平和、テクノロジーの進化、コロナなど。不確実な時代と言われていますが、みなさんは「今」をどう見ていますか?
旅行に行くことや、平和に過ごすこと。当たり前だったことの有り難みを、みんなが感じられるようになりました。
不安な時代だからこそ、「なぜこの仕事をしているのか」「そもそも何をやりたかったのか」を考えるようになり、パーパス(存在意義)という自分たちの根っこが見えやすくなった。マインドフルネス、心に意識が向かうようになってきた。「本当の人の幸せはなんだろう」、不安だからこそ「みんなで力を合わせよう」「多様性の力で乗り越えよう」という覚悟をもつようになっている。
そこから、カヤック柳澤さんの本屋大賞の話へ。
最近本屋大賞をとった『同士少女よ、敵を撃て』では、ロシアとドイツの戦争が書かれている。
少女の戦士は「なぜ戦争に行くのか」をずっと問われ続けてられる。その問いに解を出すことが戦争の中では重要なんだ、というシーンがいくつもあったんです。まさにそういう状態なのだろう。
「なぜ、私は銃をもっているのだろう?」と問うくらい切実に、「なぜ私は?」と問いかけることが、この時代を生きる心の構えとして大切になってきている。
仕事を「楽しくする」のはラッキー思考
本屋大賞の話から、企業の役割と共創の話題に。
ロート製薬 山田さんの「ここにもたくさんの人が集まっている。皆がそれぞれがちょっとずつ違うことを考えると、違うことを考える総力がすごくパワーになる」という言葉が希望とエネルギーに満ちていて、そこにヒントがあると感じました。
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次は「仕事を楽しくする」がテーマ。
ロート製薬の山田さんは、AIエンジニア講座を受け始めて、Python(パイソン)というプログラミング言語に挑戦しており、「成長するのは本人も楽しいし、周りもスリリング。チャレンジするのは面白い」と話す。
ここ20年の科学の発達はすごい。難しい時代でもあり、進化した時代でもある。課題も多いが、ツールもサイエンスも多い。受け止めようによっては、いい時代に生まれたのかもしれない。ラッキーだ、いい時代に生まれたとおもえたらどんどんやる気が出てくる。そこからミッションも感じられる。
日々、何にふれて過ごすのか。新しいテクノロジーにふれると、その可能性の広がりにわくわくし、その楽しさで自然と前に歩き始めてしまう。そんなラッキー思考な心持ちがまわりにも伝わっていけば、不確実な時代にも信じられる何かが見つけられるかもしれません。悲しいニュースや辛い出来事も多い日常の中でも、身の回りにある小さな幸せをみつける習慣をつくるところから、始めてみてはいかがですか?
Beyondカンファレンスの他のセッションは、これから順次公開していきますので。お楽しみに!