社交の場と中心星
不特定多数の大勢の人が集まる社交の場というのが私は苦手なのですが、
そういう場所でも全く動じない、自然と溶け込んでいけるという人もいて、各々が持っている星の作用がかなり色濃く出るのが興味深いなと、そんな視点で人を観察しています(笑)
人体星図の中心に鳳閣星を持つ人は名前も知らない全くの初対面の人と顔見知りかのようにおしゃべりしますし、
人体星図の中心に調舒星を持つ人は大勢を相手に話をするよりも一対一での会話を好んでしますし、
人体星図の中心に石門星を持つ人はよく知らない相手であっても、共通項を持つ人であれば和気あいあいとその場になじみます。
さらに、それぞれの星がどんな器に入っている星なのかを加えて観察すると、より一層その人物の特徴がくっきりと見えてきます。
例えば、上記に書いた鳳閣星の持ち主はその器が戊土なので、動じない在り方に見える分、初対面の人に対する時の緊張感というものが見えないですし、
調舒星の持ち主はその器が辛金なので、特別感、限定感を大切にするだけに、多数より少数に心を砕くあり方になりますし、
石門星の持ち主はその器が己土なので、フレンドリーさを感じさせる分、より和気あいあい感が目だつことになります。
算命学には膨大な情報量、知識量が詰め込まれているので、どうしても机上の学問的に視野が狭くなってしまいがちですが、
こうして苦手でも社交の場に出かけ、学びの実体験をすることは、算命学を学ぶ者、担う者として必要不可欠であるな、と感じます。
なにより星に対する理解度がぐっと増しますので。
近々、私の観察を基にした各十干ごとの見え方についてまとめてみようと思います。