陽占の三分法を幅広く活用する
陽占を若年期、壮年期、晩年期の3つに区分して、それぞれの時期の様子を見る「三分法」というものがあります。
若年期は両親との生活が中心となるので、北の十大主星(父親)と東の十大主星(母親)、そして年支(陰占の若年期)から出てくる右上の十二大従星を使い、
壮年期は自分が主として目下の面倒をみる時期なので、中央の十大主星(自分)と南の十大主星(目下)、そして月支(陰占の壮年期)から出てくる右下の十二大従星を使い、
晩年期は自分は社会を引退してこれまで自分を支えてくれた身内や親しい人たちを大切にする時期なので、西の十大主星、そして日支(陰占の晩年期)から出てくる左下の十二大従星を使います。
このように若年期、壮年期、晩年期と区分される三分法ですが、
これはこの区分以外でも広く応用できるものです。
例えば、
初対面、ある程度顔見知りになってから、親しくなった後、とか
新入社員のころ、中堅社員のころ、ベテラン社員になったころ、とか
付き合い始め、恋愛中、結婚を意識する頃、とか
何事にも、「始まりがあり、次にそれが継続・発展し、必ず終わりをむかえる」という流れがあり、
その気持ちの上での流れ方が陽占の三分法に示されているわけです。
※これは陽占を利用した見方なので、あくまで「気持ち」を扱っていて、
実際に起こる現象を示しているものではないことは押さえておくべき点で、
強い気持ちによって引き起こされる現実もまったくないわけではありませんが、基本的に現実の現象は陰占でみます。
例えば以下のような星図であれば、
調報
龍調司
禄司庫
若年期は調舒星、司禄星、天報星なので、
美意識の高さとかコツコツ積み上げることに意識が向きやすくて、
やりたいことがコロコロ変わる
壮年期もまた調舒星、司禄星なので、
引き続き美意識の高さとかコツコツ積み上げることに意識が向きやすく、
天庫星なので、物事をどんどん掘り下げていく
晩年期は龍高星と天禄星なので、
経験知を上げていくことに意識が向き、
出すぎず手堅くまとめていく
…といった感じですが、
これは、新入社員のころ、中堅社員のころ、ベテラン社員になったころ、という区分で利用すれば、
新入社員のころは、調舒星、司禄星、天報星なので、
完璧主義的な面もみせ、コツコツ仕事に取り組み、
案外器用になんでもこなしていく、
中堅社員のころもまた調舒星、司禄星なので、
引き続き完璧主義的な面もみせ、コツコツ仕事に取り組み、
天庫星なので、一つの分野をどんどん掘り下げていくことに強みがあり、
ベテラン社員のころには龍高星と天禄星なので、
実際にあちこち出かけて行って体験することで様々な情報を得て、
しっかり確実に成果を出すことができる
…といった感じで見ることができ、
職場の人たちの様子を追っていくと、いろいろ発見があっておもしろいと思いますし、
自分の仕事の仕方を見直したり、今後どうしていこうか考えるヒントとしても活用できるのではないかと思います😊