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自分の肩書を一新する月干支の天剋地冲

算命学では、自分にどのような波が来ているのかを知るための技術に「位相法」というものがあります。
ざっくりと言えば、位相法には「まとまっていく気」と「分散していく気」の二種類あり、
その「分散していく気」の1つに「天剋地冲」というものがあります。

この天剋地冲は「完全破壊」と言われたりするので、危険極まりない感じがし、後天運でめぐってくるものならかなり緊張したりもするのですが、

構造的には、
これまでの価値観に大きな刺激を受け(天干が相剋)、
これまでの行動や活動の方向転換を促される(地支が対冲)、という事なので、

これまでの生活に満足しきって安住に浸っている状態であれば、その安住が脅かされることにもなるかもしれず緊張感も高まるのですが、

窮屈さを感じ続けながら生きてきている人にとっては、その状況から抜け出す絶好のタイミングとなります。


今年、月干支に天剋地冲がめぐる知り合いが二人います。

月干支は自分の立場、肩書の場所でもあり、
知り合いのうちの一人は新しい肩書を得るために今春から動き出していますし、
もう一人はこれまで目を背けてことに再び向き合う覚悟を決めてこの夏から動きはじめました。

(「気」というのは目に見えず、本当に存在しているのか怪しく感じる人も多いかと思いますが、
このように同じ場所に同じ気の流れを持つ人の状況の変化が共通するのを目の当たりにすると、そこには確実に「気」の存在があることが分かります。)

こんな風に天剋地冲は自然と自分で立場を変化させていく流れになることも多く、過度に怖がることもないということが分かります。


さて、このように月干支に同じ気の流れがあるからといって、二人が同じような結果に行きつくとは限りません。

その行きつく結果に満足するのか、
こんなもんじゃないと感じるのか、
後悔するのか、
結果の出方も違えば、それに対する感じ方もちがってくるはず。

「気」と一言でいっても、そこには多数の種類の「気」があり、
個人個人が本来持っている「気」、
日干支、年干支にめぐってくる「気」、
大運でめぐっている「気」、
家族にめぐっている「気」…などなど、
多数の「気」の影響を私たちは受けていて、そのすべてが加算的です。

(だからこそ算命学の星の読み解き手として求められる知識量は膨大ですし、算命学は生涯研鑽が必要だとも言われます。)

そして、出る結果が本人にとって良いものであれ、良くないものであれ、結局はその先へ進むための通過点でしかなく、
その結果を得て、さて次どう動く?の繰り返しが人生だなぁと思います。

実際、大きな転機の時期となる天剋地冲ですが、
人生の捉え方次第で、天剋地冲にのみフォーカスして過度に怖がる必要はやはりないのではないかと思います。

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