余韻とスピード
自分は周りからのイメージ通り、キビキビしているというよりはかなりまったりした人間であると思う。没頭する時は他のことに目もくれなくなることもあるけど発動する機会は忙しくなるとともに年々少なくなっている気はする。
映画、本、イベント、いろいろなことで人は喜怒哀楽を感じるだろう。映画を見て泣くほど感情移入できたり、本を読んで清々しい気持ちになったり、イベントに参加して超楽しいとはっちゃけたり。それらの後でちょっと人とのスピード感の違いを感じるところだったりする。
友達と自分とで、同じタイミングで同じ本を読んだとする。1冊を読み終える時間は大差ないだろうが、読み終えたあと、友人は次の週には他の本を読んでいたりする。それに対して自分はというと、1か月以上はその本の世界観に浸って余韻を楽しんでいる。
もちろんそれほど余韻を感じられる作品は映像にしても文章や漫画にしても限られるだろう。それは作品を知れば知るほど「あ、これはアレに似ているな」なんて思ったりして感動は歳を取るほどに薄れていく。
たくさん色々な本を読んだ方がたくさんの思考に触れることができ、勉強にもなると思う。文頭の「没頭が発動」すると書いているように、空いた時間に本をちょっとずつ読み進めるようなことも好きではないし、読む時は1~3時間飲んだり食べたりもせず没頭するのが流儀。だから年々そんな連続した空いた時間は減ってしまって学生の時みたいに没頭できていないのが物足りなくもある。
僕のようなペースで作品に触れていては得れるものはかなり限られてしまうのも事実なのだが、可能な限り世界観に没頭して、そして余韻に浸るのが気持ちいい。
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