食物アレルギーは大変じゃない私なりの理由
こんばんは。べったらママです。
今日は、下の子のこぐまちゃんの食物アレルギーについてお話をしたいなと思います。
こぐまちゃんの食物アレルギーがわかった
のは、9ヶ月頃のときでした。
離乳食が始まり、そろそろ市販のお菓子でもあげてみようと思っていました。
そして、意を決してある日、たまごボーロをあげてみたら、急な嘔吐と下痢が起きてしまいました。
その日は週末ということもあり、お出掛け中の車内での出来事でした。
もしかしたら、胃腸炎のようなものなのかと思い、急いで家に帰り、汚れたものなどを脱がせていたら、身体中に発疹みたいなものがでているのに気付きました。
まさか!!!と思い、休日救急ダイヤルに電話をして、すぐに診てもらいました。
私のまさかは、的中してしまいました。救急の医師から告げられた言葉は、検査してみないとわからないけど、ほぼ99%アレルギー反応からの症状で間違いないだろうとの事でした。
その日は、応急処置用の薬を飲んで落ち着きました。
次の日、かかりつけの病院に行き、アレルギー検査をしてもらいました。
後日、検査の結果、卵は、黄身も白身も全部の数値が飛び抜けていました。
※数値が飛び抜けてるとは、例えば、100という数値がMaxで表示されるところ、こぐまちゃんの数値は、その100という数値を越してしまっていたということです。
小麦に関しても、卵と同様に数値がMaxでした。
この検査結果をもとに、今後の事について先生とお話をしました。
まず、卵、小麦は完全除去にしてください。そして、今使っている調理器具などはすべて使用しないでくださいとの事でした。
え???
私の頭は真っ白になりました。
この状況を、一部始終見ていた看護婦さんが、「大丈夫ですか?」と声をかけてくれました。
私「はい、大丈夫です。」
心の中の私「大丈夫ではないです。(涙)」
卵と小麦を使わない料理って何だろう?
今使っているフライパンとか、捨てなきゃいけないのかな?
完全除去ってどういう事なんだろう?
もう頭の中はぐちゃぐちゃでした。
この後、再度診察室に呼ばれて、医師の話を聞きました。
どうやら、今まで使っていたお鍋やフライパン、お玉、菜箸などなどは、卵や小麦などのエキスが浸透しているから使用するとそのエキスがでてしまうようです。
そして、家族全員で完全除去にしなくてはいけないと言われました。
帰り道、不安がとまりませんでした。
抱っこ紐の中ですやすや寝ているこぐまちゃんに、何度も何度も「ごめんね…」と言ったのを今でも覚えています。
また、原因を頭でぐるぐると考えては、妊娠中の食事がよくなかったのかと自分を責めたりもしました。
帰宅して、あつ〜いお茶を飲み、心を落ち着かせ、深呼吸をし、もう一度考え直しました。
私の元に元気に生まれてきてくれた事だけで、幸せな事なんだ。。。
卵と小麦が食べられないぐらい、どうってことない!!!
くよくよした自分に喝をいれ、今の自分と向き合い、出来る事から行動しよう。
しかし、知らない事だらけからのスタートでしたので、図書館や本屋さんに行き、たくさんの本を読みました。
食物アレルギーについての本や、食についての本など、様々な本を読みました。
たくさん調べて改めて気付いたのは、【身体をつくるために必要な材料は、食べ物のみから採っている】という事実でした。
だから、食事に使う材料はすごく大事で、健康な身体をつくる軸なんだと。
そして、結果をすぐ求めずに、長いスパンをかけてやり続けるということでもありました。
この事は、今までの【作りたい料理で材料を買う】のではなく、【今まさに手に入る旬の材料から料理を作る】という事に考え方を180度変えることになるのです。
考え方を180度変えることはとても大変なことだけど、このときの私は、とてもワクワクでいっぱいでした。
そしてこれもまた、本を読んで思ったことがあります。
素材を大事にして、少ない調味料でも美味しく頂けるのではないかと。
例えば、無農薬のズッキーニを少量のゴマ油で焼き、ひとつまみの海塩をかけていただく。これだけで充分美味しい料理になります。
なので私は、本などを参考に、今まで使っていた調味料などを見直しました。
油(厳密には油は調味料ではないそうです)は、菜種油や米油、ゴマ油、オリーブオイルを買い、いろいろ料理によって試してみました。試してみて今現在、主に使っているのが米油とゴマ油です。
米油は主に揚げものに、サラッと揚がりサクサクで美味しいです。
ゴマ油は、主に炒めものや和物に。ゴマ油の特徴は、やっぱり風味ですよね、これを生かす料理は、やっぱり炒めものと和物かなと、大好きで使っています。。。
次に醤油です。醤油は、小麦が入っているものでも、醸造過程で小麦アレルゲンが消失すると言われています。こぐまちゃんも試してみましたが、特に醤油でアレルギー反応がでるという事はありませんでした。
べったら家で今、使っているのは、奈良県御所市にある片上醬油さんの大豆、小麦、塩だけで作った2年ものを。
こちらの醬油はとてもマイルドで、後味サッパリで美味しいです。
お次はお味噌。べったら家では、主に米味噌を使い、時々白味噌をミックスして使っています。大豆、麴、米、塩。こちらは、なるべく自然栽培のものを選んで使用しています。
お塩に関しては、自然塩を使用。ミネラル豊富で、少量でも味がしっかりとでるので、大満足。
そして白砂糖。これは使うのをやめてみました。
自分で調べていく中で、あくまでも自然な味を大事にしたいと思っていたので、砂糖を使う選択肢はありませんでした。
料理での甘みは、甘酒などを使用。おやつを手作りする時の甘みは、はちみつや米飴、デーツ(なつめやし)などを使用しています。
最後にお酢は、お米だけで作った純米醸造酢の【富士酢】を使用しています。この富士酢、上品な酸っぱさと独特な香りがたまらなく食欲をそそります。
こちらのお酢は、パパさんが調べてくれました。←「ありがとう(涙)」
こうして調味料などの見直しをして約6年が過ぎました。その間、いろいろなレシピにチャレンジして、季節ごとのたくさんのレシピが出来ました。
最近は、家族それぞれ体調も良く、それに加えてお肌の調子が良くなったり、パパさんに関しては、体重が約6㎏減りました。(痩せようと思って痩せたわけではなく、ごく自然に痩せました。)
しかし、まだまだ改善の余地ありで、今も探究中です。
そして、この他に料理に欠かせないものがあります。それが、米粉です。
一般家庭で小麦粉を使う部分は、べったら家ではすべて米粉を使用しています。天ぷらの衣や、カレーのとろみ、マフィンやクッキーなどのお菓子類で、フル活用中です。
このようにたくさんのことを調べ、その都度壁にぶつかったりもしました。しかし、その度に子供たちの「美味しい」の言葉や、可愛い笑顔、パパさんも一緒にもがいてくれた事、家族に支えてもらい、今まで楽しく料理をする事が出来ました。
今回、このような記事を書いたのは、同じ食物アレルギーですごく頭を悩ませている方達へのご参考になれば、という私の思いからです。
これからも、限られたものの中でも美味しく料理ができることを、発信し続けていきたいと思います。
(お気に入りの調味料さんたち)
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
See you again!!!
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