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べてるの家のオンラインマガジン「ホップステップだうん!」 Vol.269

・「第3回 子ども当事者研究 × 無印良品」
・続「技法以前」214 向谷地生良「パリパリ精神が育む韓国の対話実践の広がり」

・伊藤知之の「50代も全力疾走」 第50回「久しぶりのAERU焼肉」
・「北のバラバラな日々」(23)笹渕乃梨
・The View from Nowhere - どこでもないところからの眺め - 014 向谷地宣明 「註釈を増やす」
・ぱぴぷぺぽ すずきゆうこ「再開!カップルミーティング」


5月30日に無印良品の有明店で子ども「自分のこと」研究所 vol.3 「こころのもやもやをかみひこうきにして飛ばそう」が行われました。

今回は子どもたちの”もやもや”から、体力テストで昨年よりも記録が落ちたことをテーマに研究しました。
出来てたことができなくなったときの”もやもや”は参加者のみんなが持っていました。

体力テスト、さかあがり、ピアノ、ダンス、ちょうちょ結びいろんなできてたことができなくなったときに”もやもや”がやってきて、イラッとしたり悔しくなったり、悲しくなるということがわかりました。

そんなときの自分助けもたくさん実践してきたようでした。

一旦置いておく
別なことを考える
場所を移動する
足をバタバタさせる
心の中で「なんだよ!」と叫ぶ
いいことを考える
寝る
泣く
怒る

研究してからは、有明店内で”もやもや”を紙飛行機に書いて飛ばしました。

みんな真剣に紙飛行機を飛ばしてくれたため、思ったように飛ばなくて”もやもや”が増えてしまう子もいました。

開催した5月30日は”ゴミゼロの日”ということで、紙飛行機を作った紙がゴミにならないように水に溶ける紙を無印良品の担当者さんが用意してくれました。紙飛行機と一緒に”もやもや”も溶けてますように。

無印良品での「自分のこと」研究所も3回目になりました。3回とも参加してくれてる子も、はじめて参加の子もみんなから楽しかったと感想を教えてくれました。

次回は7月に開催予定です。


文/写真:江連麻紀


続「技法以前」214 向谷地生良

「パリパリ精神が育む韓国の対話実践の広がり」

私たち(べてるスタッフ、医療大教員、札幌当事者研究メンバー)は、3年半年ぶりに日韓の往来が再開となった5月の連休の1日から5日(4泊5日)まで、「日韓開かれた対話による当事者研究ワークショップ」へ参加するために清州(1日・2日・3日)とソウル(4日・5日)を訪問しました。

10年以上にわたって続けられてきた連休を活用した日韓の当事者研究を柱とした研修交流は、コロナ禍にあって中断を余儀なくされてきましたが、何とか再開にこぎつけることが出来たことに安堵するとともに、韓国内の当事者研究やオープンダイアローグなどの対話実践の普及に向けた熱意は、さらに深化と広がりを見せていることに感心しました。

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