べてるの家のオンラインマガジン「ホップステップだうん!」 Vol.306
・「日本精神障害者リハビリテーション学会」 江連麻紀
子ども・若者当事者研究の部屋では6人の子ども・若者たちと、子どもたちと関わってる大人たちの発表が行われました。
司会進行も子ども・若者たちでした。わちゃわちゃの子どもに見守る大人。歴史ある学会ですが、たまにはこんな雰囲気の部屋があったのもよかったです。
私は無印良品東京有明店の子ども当事者研究の実践報告をさせていただきました。無印良品で一緒に研究した小学5年生の子も研究後の実験結果を発表してくれました。
子どもたちの研究発表は素直さとユーモアと可能性が溢れていて本当にすばらしかったです。
私は、自分の苦労をなんとかしようとしてきた子どもたちの周りに、大人たちの正しさや大人たちの考えを横において当事者研究を試みた大人が各地にたくさんいることがとても印象的でした。
私も子どもたちが主体的になれるようなまなざしを持っていたいと改めて思いました。
・文/写真:江連麻紀
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・応答せよ、大人たち。子ども当事者研究のすすめ2 コトノネVol. 51
特集に「応答せよ、大人たち。子ども当事者研究のすすめ2」が掲載されています!
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●新刊「弱さの情報公開」
2023年10月発売の最新書籍です。
2020年に発売しご好評をいただきました「弱さの研究」の続編。
不寛容な社会での孤立と孤独「つながり」を考える。
一部では、カーリング日本代表の吉田知那美選手とべてるの家の人や
向谷地生良氏との「強さと弱さ」についての対談。
二部では人と人の「つながり」を各章で考察、依存症、認知症の孤独について、本当の「つながる」ことの意味を考える。
<目次>
まえがき―「弱さの情報公開」の源流
一部 弱さの情報公開
一章 弱さの情報公開
二章 弱さを認める
三章 行き当たりバッチリ
二部 つながる
四章 わたしが「ダメ。ゼッタイ。」ではダメだと思う理由
質疑応答
五章 「認知症と繋がる」ということ
六章 あいだは「愛だ」
七章 地域と人と苦労で繋がって(向谷地生良氏最終講義)
●大反響増刷中!
『子ども当事者研究 わたしの心の街にはおこるちゃんがいる』
本体価格:990円+税、出版社:コトノネ生活
・「北のバラバラな日々」(60)笹渕乃梨
笹渕乃梨(ささき・のり) 自己病名は『境界線ぐちゃぐちゃ症候群サトラレ型変化球言葉タイプ(現在は枯れている)』
北海道で小学生の娘と二人暮らしをしている。趣味はゆるめの野遊び、スキー、工作、手芸など。精神科のお医者につけてもらった病名はうつ病とADHD。現在は無脳薬で約3年。
「子ども当事者研究」、「子育て当事者研究」、「なさ親」などで活動中。22年4月より「nasaLAB(なさラボ)」のWebラジオ「つまり、きりがないラジオ」パーソナリティ。
「nasaLAB(なさラボ)」の登録はこちら↓
・続「技法以前」 240 向谷地生良「7.自分の苦労をみんなの苦労に」
この理念は「生きる苦労は、分かち合うことによって、循環し、新しい可能性を生みだす」という経験から生まれたものです。
これは、二つの側面から説明することができます。一つは「生きる苦労のエネルギー変換の法則」です。これは物理学でいう「エネルギー変換の法則」(エネルギーは、熱エネルギーや、力学的エネルギー、 光エネルギー、電気エネルギーなどさまざまな形で存在し、また、熱や光、電気などいろいろなものに姿を変える)を、「生きる苦労」に置き換えたものです。
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