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べてるの家のオンラインマガジン「ホップステップだうん!」 Vol.307

新年あけましておめでとうございます
2025年も「ホップステップだうん!」をよろしくお願いします



・あけましておめでとうございます。 江連麻紀

べてるのメンバーから電話がかかってきて「2024年はよく爆発してたから2025年は評判悪くなんないように爆発していきたい!」と目標を教えてくれました。

私はこのメルマガの締切を守ることを目標にしたいのですが、新年早々締切に遅れました。

2025年は引き続き当事者研究を継続していきたいです。地元の神奈川県川崎市で当事者研究会がはじまるためわくわくしています。

今年もどうぞよろしくお願いします。

写真は浦河にあるカフェぶらぶらの裏の海で撮影しました。

・文/写真:江連麻紀


・冬ギフト&べてるの福袋セット2025

お求めは「べてるの家」までお問い合わせください
Tel.0146−22−5612

べてる創立40周年ムービー



・応答せよ、大人たち。子ども当事者研究のすすめ2  コトノネVol. 51

特集に「応答せよ、大人たち。子ども当事者研究のすすめ2」が掲載されています!

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●新刊「弱さの情報公開」

2023年10月発売の最新書籍です。
2020年に発売しご好評をいただきました「弱さの研究」の続編。
不寛容な社会での孤立と孤独「つながり」を考える。

一部では、カーリング日本代表の吉田知那美選手とべてるの家の人や
向谷地生良氏との「強さと弱さ」についての対談。

二部では人と人の「つながり」を各章で考察、依存症、認知症の孤独について、本当の「つながる」ことの意味を考える。

<目次>
まえがき―「弱さの情報公開」の源流 
一部 弱さの情報公開
一章 弱さの情報公開 
二章 弱さを認める 
三章 行き当たりバッチリ 
二部 つながる
四章 わたしが「ダメ。ゼッタイ。」ではダメだと思う理由 
質疑応答 
五章 「認知症と繋がる」ということ 
六章 あいだは「愛だ」 
七章 地域と人と苦労で繋がって(向谷地生良氏最終講義) 

●大反響増刷中!
『子ども当事者研究 わたしの心の街にはおこるちゃんがいる』

本体価格:990円+税、出版社:コトノネ生活



・「北のバラバラな日々」(61)笹渕乃梨


笹渕乃梨(ささき・のり)
自己病名は『境界線ぐちゃぐちゃ症候群サトラレ型変化球言葉タイプ(現在は枯れている)』

北海道で小学生の娘と二人暮らしをしている。趣味はゆるめの野遊び、スキー、工作、手芸など。精神科のお医者につけてもらった病名はうつ病とADHD。現在は無脳薬で約3年。

「子ども当事者研究」、「子育て当事者研究」、「なさ親」などで活動中。22年4月より「nasaLAB(なさラボ)」のWebラジオ「つまり、きりがないラジオ」パーソナリティ。

「nasaLAB(なさラボ)」の登録はこちら↓


・伊藤知之の「50代も全力疾走」 第64回 『2025年はピアの力が試される年!』 伊藤知之

どんぐり会の研修会で特技の駒を披露する大和さん

あけましておめでとうございます。お久しぶりです。
べてるの伊藤知之です。

昨年はコロナ明けで講演、研修、学会でお出かけの機会が本当に増え、べてるやべてるまつりにも以前のように沢山の方々が来て下さりました。

おかげで今年は昨年以上に多くの方々とつながり、昆布や書籍等の売上も大幅な伸びを示しました。

そんな中、私は今年のべてるの新しい3Sの体制の活動と共に、当事者活動についてもグループホームでの自治活動を始め、この事を12月に有明で行われた日本精神障害者リハビリテーション学会で一般演題発表をさせていただきました。

こうした学会ではあまり当事者会としての発表はないようですが、55歳を過ぎて仕事や活度の上でも新たなステージに立って進められる自信になりました。一方で、休日はパートナーと過ごしている日も比較的あり、公私共に満たされた日々でした。

2025年は一応べてるの定年とされる65歳まで10年となり、とりあえず最後の10年になったので、今年はその最初の年としてべてるの仕事や当事者活動の双方で何か足跡を残す事ができ、一方で有明の学会でも強く感じたピアの力を活動に活かしたり発信できる年に出来ればと思います。


伊藤知之(いとう・のりゆき) 
統合失調症全力疾走あわてるタイプ
浦河べてるの家 メンバースタッフ・精神保健福祉士
回復者クラブどんぐりの会副会長、NPO法人セルフサポートセンター浦河事務局長
全道精神障害者回復者クラブ連合会副会長、全国精神障害者団体連合会役員


・続「技法以前」 241 向谷地生良 

8.前向きな無力さ

この理念が生まれたのは、今から25年前に、入院中にも関わらず他害行為をくりかえす統合失調症をもつ入院中のメンバーと私が相談室で面談した場面に遡ります。
その時、爆発をくりかえす彼以上に、私を含めたスタッフ自身が、彼との関わりに行き詰まり、病棟全体に重苦しい空気が鬱積していた時でした。詰所から公衆電話を壊すという行為があった連絡を受けて、重苦しい雰囲気の中ではじまった緊急の面談は、父親との電話での諍いという経緯の確認の後に長い沈黙状態に陥ってしまいました。

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