詩『銀杏』
太陽の光に縁取られて
輝く黄色い銀杏葉
寒々しい空間に居ながら
何故かとても暖かい色
掌を上に向けてごらん
君の掌に、その葉を乗せてみて
分かるだろうか
鮮明に触れる温度を
ああ、なんて心も暖かいのだろう
枯れていくのだろうけれど
咲いていくかのようだ
肩越しに大きな銀杏を仰ぎ見れば
絶え間ない陽光に包まれて
なお明るくなった
乾いて冷たい風が吹いて来るが
でも、
君の掌はもう暖かい
私の心と繋がっているのでしょう
(鬼滅の刃の煉獄杏寿郎をイメージして書きました。pixivでは投稿済みです。彼の強さ優しさなどが伝わったらなと思います。)
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