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夜の星

暗い夜の星、と考え
私は下を向く
永遠という影の上、
時間は流れ去る
ただ孤独をひた走る

風が吹き抜ける街角で、
頬を切られるが
それの正体は
失恋して忘れられたこと
夢の欠片みたいな物

あの光輝く瞬間、空は燃え
永遠の中に消えていった
残る者は、みんな下を向く
手には紙切れがあった
終わらない、
詩を描いた一枚の

夜が明けても終わらない
果てしない光の連続の中で
彷徨い続けているのは、
永遠の安らぎ、私では無い

(即興)