『生きる力』を育むべすとびじょん式の療育メソッドとは?
こんにちは、べすとびじょん横田です。
今回は、とある児童発達支援事業所で働くBさんとの相談内容をもとに、べすとびじょん式ビジョントレーニングの実践例や考え方をご紹介したいと思います。
このブログを通じて、読者の皆さんも日常の中で応用できるヒントを得られるはずです。
支援現場の課題に対するアプローチ
Bさんは、児童発達支援事業所で働く中で、「子どもたちが注視や集中を苦手としている」という課題に直面していました。
この問題に対し、どのように具体的なプログラムを組むべきかというお悩みをお持ちでした。
そこで、私はこうお答えしました。
課題を乗り越えるための「感覚統合」と「土台づくり」
まず、子どもたちの発達の土台を整えることが重要です。「体の感覚を育てる運動を基本に」とアドバイスしました。
たとえば、鬼ごっこや走る遊びを取り入れること。
このような大きな動作の中で、周囲を感じながら自然に視覚や聴覚、空間認知が自然に鍛えられていきます。
「子どもたちに『ぶつからないように』走らせるのは視覚トレーニングの一環です」とお伝えしました。
ぶつかったら、「痛い」体験となり、次から痛い体験をしないように「脳」は自動的に制御するようになるので、それも必要な体験だと私は思っていますとお伝えしました。
具体的には、障害物を設置したサーキット形式のプログラムを用意し、周囲を見ながら動く力を身につけさせます。
それで結果的に、子どもたちは転ぶ頻度が減り、走る楽しさを感じながらトレーニングに取り組めるようになります。
「目と体」のトレーニングで認知能力を高める
べすとびじょん式ビジョントレーニングの特徴は、遊びを通じたトレーニングです。
Bさんとの話で出た例として、「ゴム付きのボールを使ったトレーニング」を紹介しました。
この方法では、ボールを跳ね返したり、キャッチしたりする中で手と目の協調力を育てます。
また、ゴムの長さやボールの大きさを変えることで、子どもの発達段階に応じた課題を提供することが可能です。
経験を重ねる中で見えてくるもの
Bさんは、「プログラムを立てる係」として、効果的な活動を模索している段階にいらっしゃいましたが、少しずつ「意図を持った遊び」の大切さに気づかれていました。
私は、「意図と目的があるかどうかで、同じ遊びでも結果が変わる」と伝えました。
たとえば、単なる鬼ごっこも、視覚や空間認知の成長を意識して行うことで、転ばなくなり、周囲に注意を払えるようになります。
結果、保護者の方から「家でも走るときのぶつかりが減りました」と言われるようになるのです。
実践できる具体的なプログラム
以下のプログラムを読者の皆さんもお子さんに取り入れてみてください。
プログラム1:サーキットトレーニング
障害物を並べて「ぶつからないように走る」ルートを設定。
子どもたちが安全に走れるよう、スタッフが配置について見守る。
スピードや障害物の難易度を調整して継続的に行う。
プログラム2:ゴム付きボールを活用した遊び
ゴムでつながったボールを手で弾ませたり、キャッチさせたりする。
ゴムの長さを調整し、難易度を変えて挑戦させる。
足元でゴムを使った遊びを取り入れることで、体全体を使った運動を行う。
心を育てることが最終目的
べすとびじょん式の療育は「生きる力を育む」ことがテーマです。
子どもたちが小学校や日常生活で困らないために、今から習慣を身につけさせることを重視しています。
「遊びの中で子どもは学び、大きく成長する」この考え方が根底にあります。
最初はぶつかったり転んだりするかもしれませんが、その経験が成長の一歩となります。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。皆さんの支援現場でも、ぜひこの考え方やプログラムを試してみてください。
子どもたちの成長をサポートする一助になれば嬉しいです!
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今回も、最後まで読んでいただきましてありがとうございました。