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見立てはお医者さんでいうと「診察」

こんにちは、べすとびじょん横田です。

今日のテーマは児童発達支援の現場で「見立て」ができるための、そのチェックについてのお話です。

この見立てにあたるものが、べすとびじょん式ビジョントレーニングで行う「見るチカラチェック」です。

このチェックは、お子さんの視覚機能や体の使い方、さらには感覚統合まで、トータルに評価するための大切なアセスメントであり、お医者さんで言えば診察に相当する部分です。
これによって、アセスメントの「見立て」から、どのようにこれからのトレーニングを進めるかが見えてくるのです。

今回もAさん(仮名)とのセッションで、この「見るチカラチェック」を通じてお子さんの現状を詳しく見立て、その結果に基づいたアドバイスを行いました。それでは、セッションの内容を具体的に見ていきましょう。


まずは嬉しいご報告

まず、Aさんから最近の集客の報告がありました。2024年3月にオープンし、ちょうど半年を迎えたところ、新しいコースの宣伝をしていたことがきっかけで、既存のクラスにも新規入会者が増えたとのこと。

「新しいコースを始めるにあたり宣伝していたんですが、なぜかターゲット層ではない既存クラスにも入会者が増えて、今では生徒数76人になりました!」と、とても喜ばれていました。

私は「新しい取り組みの発信が、保護者の方々の関心を引き、既存クラスの集客にも繋がったのかもしれませんね」とお伝えしました。予想以上の反響があったことがわかり、Aさんも本当に嬉しそうでした。

保護者からのこうした喜びの声を聞けることは、私たちにとっても大きな励みです。しかし、このような成果に満足するだけでなく、次のステップに向けてしっかりとしたトレーニングの見立てが重要になります。ここで役立つのが、「見るチカラチェック」です。


「見るチカラチェック」で見えてきた課題

「見るチカラチェック」では、お子さんの視覚機能や体の使い方(感覚統合や原始反射の残存、身体的認知など)を総合的に確認します。
今回のチェックで、Aさんのサポートしているお子さんもこの今後の支援策が立てられなした。

Aさんは、そのお子さんは「レッスン中に集中力が途切れてしまうことが気になっていて、特にプリント問題がうまくできないんです」と話されていました。
私は「集中力は年齢的にもまだ発展途上ですし、成長の一部です。年齢に応じたトレーニングを通じて体や脳がどう反応しているかを見ていきましょう」とアドバイスしました。

保護者の方々からは、「プリント問題がうまくできるようになると、家庭でも自信を持って取り組むようになり、家でも集中して学習するようになった」という声もいただいています。
実際の成果が目に見える形で現れると、保護者の皆さんもお子さんも、モチベーションが高まりますよね。


姿勢や体の使い方:四つ這い姿勢のチェック

次に「見るチカラチェック」で見えてきたのは、姿勢や体の使い方に関する課題です。

四つ這い姿勢の際に肘がロックしてしまい、上半身と下半身の連携が崩れやすいことが確認されました。さらに、お子さんは前傾姿勢になりやすく、首や背中に負担がかかっていることも見られました。

そこで、「脊椎を中心に体を動かす感覚をつかむことで、姿勢がもっと楽に整いますよ」とアドバイスしました。
姿勢が改善されることで、体全体の連携がスムーズになり、体の動きも軽くなります。こういった細かな体の使い方を見ていくことが、まさにお医者さんでいう「診察」と同じように、トレーニングの精度を高めるために不可欠です。


クロスウォーキングとリズム運動の評価

「見るチカラチェック」の中では、クロスウォーキングやリズム運動の評価も行います。脳と体の連携を確認するための基本的な動作で、左右の手足を交互に動かすクロスウォーキングの際に、お子さんの足首が少し不安定で、動きがぎこちない様子がありました。

私は「足首の筋力を鍛えるために、バランスを取るエクササイズを取り入れましょう」とアドバイスし、安定感を高めるためのトレーニングを提案しました。さらに、リズム運動では「メトロノームを使って一定のリズムで練習すると、体の動きがもっとスムーズになりますよ」と、具体的な改善策を伝えました。

保護者からは「家でも簡単に取り組めるエクササイズを教えてもらったおかげで、お子さんが自信を持って実践するようになりました」との声をいただくこともありました。このように、家庭でもできる簡単なトレーニングが、子どもの成長に大きく貢献します。


原始反射と感覚統合のチェック

今回の「見るチカラチェック」で、Aさんのお子さんには原始反射が残っていることも確認されました。特にバビンスキー反射やプランター反射が見られました。
これが残っていると、歩行に悪影響を与えるだけではなく、体のバランス感覚に影響を与え、動きがぎこちなくなる原因となります。

「残っている反射を徐々に改善するトレーニングを取り入れていきましょう」と提案し、体のバランスを整える運動も追加しました。

こうした見立てを基にしたトレーニング計画によって、子どもの体の使い方や視覚機能がスムーズに発達し、運動能力も向上していきます。
保護者の方からは「これまでに体操教室に言っていましたが、今回のようにr丁寧に見立てや説明を受けたのは初めてで、子どものつまづきの原因や今後の可能性などしっかとお話が聞けて腑に落ちることばかりで、とても感謝しています!」また、「トレーニングを続けることで、転ぶことが少なくなり、動きに自信を持てるようになった」という声も届いています。


実践とフィードバックの大切さ

Aさんも「実際にやってみると、思うように進まないこともありますが、改善の余地があるということに気づくことで、次に何をすべきかが見えてきました」と話されていました。
私も「まずはやってみることが大切です。実践して気づきを得ることで、次の改善につなげていきましょう」とアドバイスしました。

トレーニングは完璧に進むものではなく、何度も試行錯誤を重ねる中で少しずつ成長していくものです。
Aさんも、その実践の中でご自身の成長と学びを得ていることを感じられたようで、非常に前向きな姿勢で次のステップに進まれる決意をされました。


まとめ:見立てを基に進むべすとびじょん式のトレーニング

今回のセッションでは、「見るチカラチェック」を通じて、お子さんの視覚機能や体の使い方、感覚統合に関する課題を明確にしました。

このアセスメントは、お医者さんの診察と同じように、今後のトレーニングの方向性を決定するための基礎となります。

私殿の教室でも、保護者さまから「トレーニングを始めてから子どもが集中して取り組むようになり、家でも自信を持って挑戦する姿が見られるようになりました」という喜びの声をいただいています。

べすとびじょん式ビジョントレーニングは、目、脳、体の連携を鍛え、子ども一人ひとりに合ったアプローチを提案するトレーニングです。

「見るチカラチェック」で得た情報と見立てを基に、今後もお子さんの成長をサポートしていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回も皆さんのビジョンと体の成長をサポートしていきます。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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