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支援者が現場で「見立てる」技術を身につけるには?

こんにちは、べすとびじょん横田です。

今回は、児童支援の現場で活動されているAさんとの対話を通じて、支援者としての知識やスキルの学び方、また実践で役立つべすとびじょん式ビジョントレーニングの考え方についてお話します。

Aさんは他社のオンラインの動画講座でビジョントレーニングの資格を取得されたものの、実際の現場で役立つ具体的な方法や見立てが不足していると感じ、実践体験を踏まえたリアルな学びの必要性を再認識されている様子でした。

今回は、そのような支援の現場における学びを終えた先生がたに対して日本ビジョントレーニング普及協会がおこなう具体的なサポート手法について掘り下げていきます。


オンラインだけでは学べない支援技術:現場で実践する力を育てる重要性

Aさんは、ビジョントレーニングに関心を持ち、の他社のオンライン動画の講座で資格を取得されました。
しかし、その後、映像学習だけでは具体的な技術や見立ての力が身につかないことに気づかれ、大変に困っていたそうです。

実際におこなう「追従の動きのスピードや距離感をどのように測れば良いか」「こんな場合には?」といった具体的に発生する出来事に対して、実践的な知識とノウハウが不足していると感じ、対面での実践学習が必要だと実感され、私どもの協会の講座に申し込んでこられたのです。

そこで私は、「学び」は「実践や体験の回数がものを言う」「どういう学び方をするかによっては、費用と時間を使って支援者としての手に入るスキルの結果が変わる」とお伝えしました。

学習とは、知識として頭に入れるだけではなく、実際に繰り返し現場で経験することが、支援者としての技術を育て、「知識」から「知恵」、「技術」から「ノウハウ」へと昇華させるので、その中身は非常に重要かつ、細やかな実践情報は不可欠だということです。

また、支援者が実際に子どもと向き合い、実務を通して学ぶ「体験ベースの学び」がなければ、支援が本質的に役立つものにはならないとお話ししました。


「なぜ?」を知ることの大切さ:追従のスピードと距離感の重要性

ビジョントレーニングの中で特に重要となるのが「追従の動き」です。
これは、子どもが目で物を追う力を育てるもので、視覚と体の協調を助けるために欠かせない動きです。

しかし、ただ追わせるだけではなく、どの程度のスピードや距離で追わせるのかが大きな違いを生むと私は考えています。(距離感や速度、お子さんによっては感覚が違うことを考慮)

「我々はメトロノームを使って一定のテンポ(例えば65からスタート)を守りながらトレーニングします。
意味あいとしての一つは、このテンポで見ることにより、集中力や抑制力、我慢する力である忍耐力が鍛えられ、スピードに合わせた視覚の使い方を学べます」とお伝えしました。そして、聴覚からの音の刺激や、リズムに合わせるといった協調力など、支援者がどういった意図をもって支援をするかが重要であることもお伝えさせていただきました。

この「テンポを守る」という細かな調整が、目と体の連動を深め、最終的には支援効果を高める要素になっています。
Aさんも「理論だけでなく」「ただ決まったことをやらせるだけではなく」、このような具体的な見立てからの意図と狙いを持ったうえでの支援をしたいと共感してくださいました。


初級講座から学びの第一歩を:基礎と実践の融合

Aさんには、べすとびじょんのビジョントレーニングの初級講座からまず学びを深めることをご提案しました。

この講座では、視覚と運動の基礎知識を理論と実践の両面から学びます。
基礎講座を通じて、支援の土台となる知識を深め、初めて支援技術が身につく段階に入ります。

「初級講座はあくまでも基礎を学ぶ場ですが、実践の際には『なぜこうするのか』を考えながら進めます。

「本に書いてあることをやる」「教材に取り組む」「動画や情報を活用する」「見よう見まね」だけでは支援の力になりませんとお伝えしました。

Aさんも「支援の現場では、ただ形を真似するだけでは足りない」と認識され、より深い学びへの意欲を示してくださいました。


プロコースで支援技術を極める:一年間の実践学習の流れ

べすとびじょん式ビジョントレーニングには、プロフェッショナル向けのコースも用意されています。というか、プロの本物を学ぶ以外のコースはないといった方が早いですね!
というのは、支援の現場では中級・上級・インストラクターなどといった資格が成果を生むわけではなく、極論、仕事として現場で働いてお金を頂戴している以上、アマチュア的な支援などはなく、プロとして成果を出さないという選択肢はないと思うのです。
したがって、私ども協会のおこなうプロコースでは、支援の場での具体的な取り組み方や、ケースに応じた対応方法を学び、また、我々からの細やかなサポートを定期的に受けながら実践を通してPDCAサイクルで学ぶプログラムが組み込まれています。

私は、「プロコースは専門学校に入学するようなものであれ、期間は最短でも6ヶ月から、一般的には約一年をかけて、また、14の本講座カリキュラムと24のノウハウの知識を技術、まら実践を通したワークショップをおこないながら、支援者としての真のスキルアップをはかりながらくノウハウを習得していただく流れです」と説明しました。

さらに、Aさんには学校の先生や支援現場の先生が4割程度プロコースに参加されていることをお伝えし、「現場に即した取り組みを一緒に考え、日々の実務に応用できる形で支援を進めています」とお話ししました。

プロコースでは、支援者として現場でどう対応するかだけでなく、支援効果を測り、適切にフィードバックを行う技術も学んでいきます。


対面での体験がもたらす学びの深さ

今回の会話で特に印象的だったのは、Aさんが「実際にその場で学び、リアルな体験を通じて理解したい」という強い意欲を持たれていたことです。

Aさんは過去に別の団体でオンライン講座を受講された経験もお持ちでしたが、とにかく受けやすさで受講した「オンライン動画だけでは学びが浅い」と感じられたそうです。

私も「リアルで体験してこそ、技術としての深みが増す」とお話しし、可能であれば大阪での対面講座への参加をおすすめしました。

リアル講座では、トレーニング施設やグッズも見学していただき、どのような環境で支援が行われているのか、具体的な機材や方法を直接ご覧いただけます。

Aさんも「支援のための環境や設備が実際にどのように整えられているのか、見てみたい」という気持ちをお持ちの様子でした。


まとめ:現場で使える支援技術を確実に身につけるために

べすとびじょん式ビジョントレーニングでは、単に理論を学ぶだけでなく、実践で役立つ知識と技術を育てることを大切にしています。Aさんも「支援技術を実際の場で活用できる力をつけたい」と強く思われているようでした。そのために、まずは初級講座で基礎を学び、さらにプロコースで具体的なケースに対応できる力を養っていくことが支援者としての成長に繋がるでしょう。

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。もし、今回の記事を通して「べすとびじょん式ビジョントレーニング」に興味を持っていただけましたら、ぜひ大阪での対面講座にもご参加ください。支援の現場に役立つ貴重な体験が得られることと思います。

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今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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