(プログラム編)2歳からできる!ハイハイと転がりで目と体の基礎を育てる実践法
こんにちは、べすとびじょん横田です。
小さなお子さんを持つ保護者の方から、「うちの子もそろそろ集中力をつけたい」「もっとしっかり見てほしい」といった声をよくいただきます。
2歳から3歳の年齢では、目と体の連携を通じた基礎づくりが何より大切です。
この時期はまだ、じっと座って集中するというより、遊びながら目と体を一緒に動かす「基礎の土台」を築く時期なのです。
今回は、このような幼少期の成長を助けるべすとびじょん式ビジョントレーニングの具体的なプログラムについてお話ししていきます。
ハイハイと転がりで育む視覚と運動の連携
ハイハイの動きは、目と体が連動して動くためのとても良いトレーニングです。
目の前にあるおもちゃや目標物に向かってハイハイをすることで、子どもは「目で見て、体を動かす」経験を積み、奥行き感やタイミングの感覚を体で覚えていきます。
このような動きが、将来的には走る・歩くといった一連の動作につながり、運動能力の向上を支える基盤となっていくのです。
一方、転がる動きも、体全体のバランスや視覚と体の協調性を高める重要な動作です。
床で転がりながら周囲の状況を目で確認したり、視線を左右に移動させることで、全身でバランスをとる感覚を学びます。
転がり遊びは、視覚と運動が連携することで、目と体の一体感を養い、体全体をコントロールする感覚を自然と身につけることができます。
レーザーポインターや懐中電灯で視覚と運動の連動を促進
2歳からできるおすすめの遊びに、レーザーポインターや懐中電灯を使った遊びがあります。
これらの光を床や壁に映して、子どもが追いかけることで、目と体の連動が養われるのです。
例えば、「この光を追いかけてみよう!」と声をかけ、レーザーポインターや懐中電灯で床に光を映します。
子どもは好奇心から光を追いかけるようになり、その過程で視覚と運動の連動が促されるのです。この遊びは、おもちゃを追いかけるハイハイや転がりとは違い、視線の先の「光」を意識して動くので、子どもが見る力と体を連携させる良い練習になります。
注意点
レーザーポインターの光は直接目に入ると危険なため、必ず床や壁に映し、短時間で終わらせるようにしましょう。懐中電灯を使う場合も、光が直接子どもの目に当たらないよう配慮し、床や壁に映して安全に楽しんでください。
「キャッチボールごっこ」で空間認知力を高める
幼少期におすすめしたいプログラムのひとつに、「キャッチボールごっこ」があります。2歳の時点で本格的なキャッチボールをするのは難しいですが、ボールを軽く転がし合うことで、相手との距離感や空間を認識する力が養われます。
やり方: 親御さんがやわらかいボールを使い、転がして投げ合います。まずは短い距離から始め、少しずつ距離を離してみましょう。ボールを目で追うことと、転がってくるボールを体で受け止める感覚を養うことができます。
効果: キャッチボールごっこは、目と手の連携、さらには距離感の把握力を高めるのに効果的です。ボールの動きを追うことで、目の焦点が定まりやすくなり、将来、ものをしっかり見る力が身につきます。また、この遊びでは親子で向き合い、楽しみながら行えるため、自然と「やってみたい」という意欲も引き出されるでしょう。
キャッチボールごっこでは、ボールが転がってきたときの感覚を体で覚えるため、空間認知力が養われます。特に、ボールの動きを意識して「見て」「動く」感覚が育つので、将来的なスポーツや運動に大いに役立ちます。
「しっぽ取りおにごっこ」で視線と体の連動を養う
もうひとつおすすめの遊びに、「しっぽ取り」を取り入れたおにごっこがあります。この遊びは、走ることができる3歳以降のお子さんには特に効果的です。しっぽ取りは、視線で追いながら体を動かすため、視線と体の連動が鍛えられるアクティビティです。
やり方: 布やリボンなどを使って「しっぽ」を作り、腰に巻きつけます。親御さんが先に逃げ、お子さんがそのしっぽを取ろうと追いかけます。最初はゆっくりと動き、少しずつスピードを上げて、走りながら追いかけるようにします。
効果: 視線で追いながらしっぽを捕まえようとすることで、視覚と体の協調性が高まります。視線と体を同時に動かすこの遊びは、スポーツや運動で必要となる「目と体の連動力」を育むことができ、今後の運動能力の基礎としても大切な体験です。
しっぽ取りでは、相手を見失わずに追いかける力が養われ、捕まえるとにの手と目の協調性や、空間の中で相手の動きに合わせて動く感覚を身につけることができます。また、楽しみながら行うことで、集中力や意欲も引き出されます。
小さな達成感が成長の原動力に
べすとびじょん式ビジョントレーニングのもう一つの特徴は、「達成感が成長の原動力と土台になる」ということです。
2歳から3歳の子どもにとって、褒められることや自分で「できた!」と感じることは、成長の大きな糧になります。
例えば、レーザーポインターで光を追いかけたり、キャッチボールでボールをうまく転がせたり、しっぽ取りで相手を追いかけることができると、小さな成功体験が積み重なり、次の挑戦へとつながっていきます。
これにより、学ぶことや運動に対して自然と積極的な気持ちが育まれていくのです。
幼少期からの視覚認知トレーニングで未来を支える
視覚認知トレーニングは、目と体の連動を自然に高めることを目的としています。
2歳から始めるトレーニングは、基礎的な土台を築くと同時に、将来の学習やスポーツへの準備にもつながります。
例えば、しっぽ取りのような動きは、目で見て体を瞬時に動かすスピードが必要です。こうした能力は、大人になっても、スポーツや仕事で大いに役立つスキルです。
Aさんをはじめ多くの親御さんが「早めに目と体の連携を養いたい」と感じられるのは、とても大切なことです。
小さな年齢から目と体のつながりを意識した活動を取り入れることで、自然と集中力や自己肯定感が育まれます。
今回ご紹介したべすとびじょん式ビジョントレーニングのように、遊びを通じて視覚と運動の連動性を育てることが、将来の大きな成長につながります。
お子さんの発達段階に合わせて、ハイハイ、転がり、レーザーポインター遊び、キャッチボールごっこ、しっぽ取りといった活動を、親子で一緒に楽しく取り組んでみてください。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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