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邯鄲ぶらぶら旅(前編)

中国の国慶節連休は、河北省の邯鄲かんたんに妻、息子と行ってきました。

有名どころは混むだろうと思い、少しマイナーかなと思える都市を選びました。

邯鄲のある河北省の位置はここ。
邯鄲は最南端にあります。


戦国時代の「趙」の首府で、『邯鄲の夢』や『邯鄲の歩み』といった故事が多く生まれた場所として有名。

また、妻(中国人)情報では、学業レベルが凄く高いそうです。

私は、漫画『キングダム』から、都として栄え、文化的な香りがするところなのかなと漠然としたイメージしかないまま向かいました。


上海から新幹線で、7時間ほど。
距離は1000kmほど。

窓外の風景を楽しみにしていたのですが、草原や山あいを走るわけでもなく、ひたすら平坦な道のりでした。

まあ、平坦だからこそ速いのでしょうが。

乗り換え駅、鄭州東駅。
乗り換え後は2時間弱で目的地・邯鄲東駅に到着。


立派な駅!


駅から、まずホテルへ向かいました。

駅にはアルバイトなのか、道案内の学生が立っていて、市中心部へどう行けばいいのか聞くことができました。

怪しい白タクのような声掛けは全くありませんでした。

バスで移動しました。

向こうに見える建物は歴史博物館。
ここには行く予定。


ホテル近くでバスを降りました。

丛台ツォンタイ公園という観光地に隣接したホテルで、とても便利。

公園には趙の第六代君主にして初代の王、武霊ぶれい王の像がありました。

武霊王は「胡服騎射」で有名。馬に乗り弓を放つのに適した北方の遊牧民族の「胡服」を取り入れた。



ホテルで一休みし、夜の散歩と夕飯へ。


初日の夜は、ホテル近くの別のホテル内の中華料理へ。

ここは、地元の邯鄲料理以外に、広東料理なども提供しているようです。

空いてました。


邯鄲の名物らしい、灌樟グアンジャンという、そば粉で作った油揚げのようなものと、青唐辛子、卵、ニンニクなどを炒めたもの。

料理名は
「笨鸡蛋炒灌樟」
これ自体は無味で、油揚げのよう。

灌樟は、不思議と箸が止まらないおいしさがありました。

ただ、青唐辛子が辛かった〜。


この蒸しバオズも美味しかった。紙のように皮が薄いのが特徴だそうです。
なので、名前も「紙皮包子」。

具はニラや春雨、椎茸など。


これは鳩の唐揚げ。

メニューでは、確か「広東料理」に入っていたかな?

「招牌脆皮乳鸽」


食後、徒歩で行ける回車巷フイチョーシアンという観光スポットへ。

りん相如しょうじょが、廉頗れんぱと鉢合わせしそうになった際に引き返し、馬車を回した場所と言われているそうです。

すでに暗く、ピンポイントでは「回車巷」を見つけられず。


この通りに、「炒酸奶(焼きヨーグルト)」屋さんが。これは珍しい。

冷えた鉄板にヨーグルトやドライフルーツ、ナッツを混ぜたものを乗せ、ヘラで切る。

息子はこれが大変気に入ったようでした。


ホテルへの帰り道、果物屋さんに寄り道。

珍しいフルーツを見つけました。

菇娘果グーニャングオという初めて見るフルーツ。
紙のようなのは実を包む萼片がくへんという葉っぱらしいです。
猫がいました。


ほぼノープランの旅、初日はこんな感じでした。

翌日以降はまた別の記事にて🤗

***

➡️中編を書きました。


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