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邯鄲ぶらぶら旅(中編)

河北省の邯鄲かんたん旅日記、中編となります。

前編では、初日はほとんど移動。

晩御飯、夜散歩などについて書きました。

本日は二日目、市中心部の観光の様子を写真多めでご紹介します。


・・観光の前に、まずは朝ごはん。

ビュッフェで色々。
大好きなインゲンの炒め物。
朝から炭水化物祭り。

ラーメンもその場で茹でてくれます。

いろんな種類があり、邯鄲名物という幅広の麺の「拽面ジュアイミエン」や、スープに豆板醤や羊の油を使うなど独特な味わいという「南沿村ナンイエンツン拉面」なども。

この日は、茄子の餡かけラーメンを食べました。

前日に果物屋で見た珍しい菇娘果グーニャングオを使ったスイーツもありました。

菇娘果自体は甘さ控えめ淡白な味わいです。


・・満腹。

まずは丛台ツォンタイ公園へ。

午前は、まず丛台公園内にある秦始皇帝(Emperor of Qin)の出生紀年館へ。

秦始皇帝の出生、育ちは数奇なもの。

敵国趙に人質として送られた父・異人(のちに子楚、秦国30代君主・荘襄王となる)や母、そして呂不偉の物語についての絵付きの解説が壁に並んでいました。

漫画『キングダム』ではのちの秦始皇帝である嬴政は壮絶な幼少期を過ごしますが、この紀年館で見た解説によると、母を始め、支えてくれる人々もいて、そこまでひどい過ごし方ではなかったのかも?

ここは見学にそれほど時間はかかりません。


続いて、丛台公園もぶらぶらと。

武霊丛台

武霊王が王在位時期(紀元前325年ー299年)に建設し、練兵や歌舞を眺めたという場所だそう。


コスプレ衣装で記念写真を撮っている女性が多かったですね。

ここまでの写真でわかるかもしれませんが、邯鄲、人多かった💦

どうも、北京や天津はじめ、北の大都市からの観光地として人気があるようです。


武霊王、ここにも。

午前はここまでです。

お昼ですが、私は朝食べ過ぎでお腹が空いておらず、梨と銀耳(シロキクラゲ)、枸杞の実の入ったスイーツだけにしました。

さっぱりと。


午後は、邯鄲市博物館へ。

バスで10分ほど移動しました。

2021年にリニューアルオープンしたそうです。


非常に見応えのある博物館で、さらに太っ腹なことに入場料は無料でした。

展示内容も充実しており、初期新石器時代の文化(磁山文化)、戦国時代、北朝時代・・近代まで、ゆっくり見たら一日ではとても観終わりません。

そして、無料のせいでもあるのか、もの凄く混んでました。


目に止まった展示物の写真を載せます。

私はこの辺の石像たちの表情が面白かった。

数千年経ても、人の表情はそう変わらないのかもと思ったり。


あとはやはり、戦国時代の部屋はいちばんうろうろしました。

趙王の陵墓から出土した「青銅の馬」、戦国時代の馬。


壁には、趙にゆかりのある武将の紹介が。

やはり、『キングダム』の登場人物に目が止まります。

蔺相如りんしょうじょ
廉颇れんぱ
公孫龍こうそんりゅう
李牧りぼく


みんな漫画とはだいぶ違うな(笑)

漫画の李牧。


写真はまだまだ撮ったのですが、とても載せきれません。

最後に、ミュージアムショップにあった「成語故事漫画」。

さすが故事成語の都ですね。

この漫画は10元。

こちらが、息子がお土産に選んだ「武霊王・胡服騎射」キーホルダー。

38元でした。


博物館を出ました。

向かいにはビル群が。

ビル群の手前が、邯鄲市内で最大級のショッピングモールだそう。


晩御飯は邯鄲大衆レストランへ。

晩御飯ですが、意気込んで邯鄲料理の名店という「春満園」というレストランに行ったのですが、大変な混みよう。

こんなに待っている人たちが。

二度と来るか分からないですし、1時間粘ったのですが、同じく待っているグループに聞くと、彼らは2時間待っていると。

さすがにあきらめ、とりあえずホテル近くに戻ろうとバスに乗りました。

そして、良い雰囲気の裏道を通ったあたりで、バスを降りてみました。


この選択が正解で、店外にもテーブルが並ぶ大衆レストランが雰囲気いい!

晩御飯はここで食べることにしました。

店名は「張さんの串焼き屋」
昨晩に続き、灌樟グアンジャンを頼みました。
これはニンニク酢醤油をつけていただきました。
さくっ くにゅっ。という感じ。


それから、その名も「邯鄲小炒(邯鄲の炒め物)」。

メニューではどんな料理なのかさっぱりでしたが、これが当たりでした。

幅広の春雨、ニラ、もやし、卵などの炒め。
タイ料理のパッタイを思い出しました。


あとは、息子チョイスの「香烤牛仔粒」という料理。

ちょっとこれが想像と違いました。

牛肉とじゃがいもの唐揚げを炒めた物で、唐辛子がたっぷり。

牛肉とじゃがいもは衣をつけて揚げてあります。

中華料理で「辣子鸡ラーズジー(鶏唐揚げの唐辛子炒め)」というのは割とポピュラーですが、その牛肉バージョンですね。

美味しいのですが、辛すぎて息子が食べられず、私と妻だけでは半分も食べることができませんでした。

…というか、出てくる料理全て、量が凄すぎました😅

(これ以外に、チャーハン、何本か鶏肉の串焼きも頼みました。)

お会計は100元ちょっとで、日本円で2100円ほど。

邯鄲の物価は上海よりだいぶ安いようです。

テーブルのあいだを徘徊する野良ちゃん。

食後、息子が前夜に続き、また「焼きヨーグルト」を食べたいというので、連日ですが同じお店に。

テイクアウトしました。

抹茶味。
300円ぐらいです。


連夜の焼きヨーグルト締めで二日目終わりです。

後編もお楽しみに😃

***

➡️後編を書きました。


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