逃げ腰な自分をぶっ壊せ
ひとは困難にぶつかった時、立ち向かうか逃げるかの選択をする。
逃げることは決して悪いことではない。
やりたいくないこと、自分が不得意なことからは徹底的に逃げて、好きなこと、絶対に勝てる戦場で勝負することで、高みへと昇っていける。
だけど、やりたいことのはずなのに、目指す姿のためには必要なはずなのに、どうしても逃げてしまうことがある。体が立ち向かおうとしないときがある。勝負すべきところで、投げ出してしまうことがある。
先延ばしは悪しき習慣だ。
勝負した瞬間に勝ちか負けるか決まってしまう。負けるかもしれない可能性から逃げてしまう。鍛錬してきた自分を否定したくないからだ。
そんな自分を変えたい時はどうするのがいいのか。
ポイントは3つ。
1.「基準」を厳しくしよう
逃げてしまう理由を考えてみよう。自分にたいして何かしらの言い訳をしていることがほとんどだ。雑な言い方だけど「まぁいいか」とか「どうにかなる」みたいにい、自分自身に対して無責任になってしまうことが多い。
これを変えていく。自分に対する要求を厳しくする癖をつけよう。自分を「律する」ということにもつながる。ストイックと呼ばれる人たちがこれにあたると思う。
ボクの場合は100ページほどの電子書籍を執筆する時、完成させたいはずなのに、どうしても先延ばしにしてしまうことが多かった。幸いにも通勤時間が長い職場だったから、「この駅をすぎたら必ず執筆に手をつける」という“トリガー”を設けた。処女作にも関わらず、1ヶ月ほどで65,000字を書くことができた。
2.ゆるがない「信念」をもとう
基準を厳しくしても、逆効果で「それはさすがに無理」ってなってしまうことがある。それじゃあ意味がない。
だから、「これを下回ったらもう自分じゃない」とまで思えるような、絶対的な信念をもったほうがいい。信念は問答無用の絶対命令みたいなものだ。「でも」とか「だって」なんて小さな言い訳は一切通用しない。
この信念からは、あなたのあらゆるものが形成される。感情も、思考も、行動も、全部「信念」のおかげだ。この信念さえ味方につけられれば、自分の中から「限界」っていう言葉を追い出すことができる。
ボクには守るべき大事な家族がいる。このコミュニティを失わないことは、ボクにとっての信念の一つだ。
3.「戦術」を変えよう
気合いと根性だけではどうにもならないことがある。気持ちっていうのはそう長くは続かないからだ。トップギアで走り続けたら、すぐに燃え尽きてしまう。だから、適切な戦略が必要だ。効率よく、壁を突破するためのすべを考え出すことが。
やりたいことで生きている人たちのように、自分の夢を実現する最善の戦略は、その、すでに「成功」しているひとたちがロールモデルとなってくれている。この、ロールモデルとなるひとたちを見つけよう。
どういう思考、どういう習慣で、その高みまで昇っていけたのか、徹底的に観察しよう。きっと、いまの自分にはないものばかりだけど、相手が宇宙人かパーフェクト超人でないかぎり、あなたにも再現できるものしかないはずだ。
目標に向かって突き進むことは、決して簡単なことじゃない。回り道も、たまには後退も必要だ。逃げるが勝ちっていう言葉もあるくらいだし。
だけどそのためには、なにか違う形で、違う道で、また前進しよう。
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