守護天使のこと
「守護霊」という概念があるかと思います。
日本人だと、守護霊と言えば多くが先祖の霊を思い浮かべるかもしれません。
また、日本の占い師は守護霊と言うと先祖や先祖に関わりのあった方を挙げることが多いように思います。
私もかつて、カトリックに帰依する前は「守護霊はおじいちゃんかな?」というようなことを考えて生きていました。
自分と関わりのある故人が守護霊だと思っていたのです。
しかし、カトリック信徒になった今、私を守護してくれる霊体は守護天使もしくは守護聖人だという考えに変わりました。
守護聖人については洗礼名になっているカトリックの聖人がそうかと思われます。
しかし、守護天使については判断できません。
どの天使が自分を守ってくれているのかは分からないのです。
そのため、カトリックには「守護天使への祈り」というものがあります。
守護の天使に守ってもらえるようにお願いする祈祷文です。
私もたまにその祈祷文を祈ります。
きっと一生目で確かめることができないであろう、守護の天使に想いを馳せながら祈るのです。
どんな天使が私の守護天使なんだろう?
ただ、日本的な「守護霊」の感覚も全否定しているわけではありません。
私と関わりのあった故人の中で、生前の様子から亡くなった後も強力な霊体として存在しているのではないか、と思われる方については「守護霊様であって欲しい」と勝手に思います。
しかし、先祖がほぼ自動的に守護霊になるという考え方には賛同しかねるところがあります。
守護天使の考えから言えば、地上に生きる存在を守れるのは天使のように神から特別な力を与えられた存在だけ、ということになります。
ですから、人を守れるくらいの強力な霊体でなければ守護霊になることはできないと考えます。
いずれにしても、神以外の特別に強い力を持った霊体にご守護をお願いすることは、心の平穏のために自分には必要なことだと思ってやっております。
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