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専業主婦が練習なしでベルリンマラソンを完走してきた話

2024年9月29日の日曜日
ベルリンマラソンが開催され、大会1週間前に走ることを決め
初めてフルマラソンという42、195キロを走ってきた

せっかくなのでnoteに書こうと思う

今年はマラソン大会50年目の大きなイベントで、世界中から8万人のランナーが集まった
私は2023年の秋にベルリンマラソンの抽選に申し込んでいた
走った履歴もないし、ベストタイムもないので当選する事はないと思っていたが、もし当選したら転売をしようと思っていた

申し込み方法は、アカウントを作成して無料で誰でも申し込み可能だ
抽選で当選してから初めて参加費が自動的に引き落とされるというシステムなのでリスクはない

申し込みから数ヶ月が経ち、去年の暮れに当選メールを受け取ったと同時に参加費の205ユーロが銀行口座から引き落とされた

当選か決まってから大会までは9ヶ月ある
ゆっくりebayというメルカリみたいなサイトで転売を始めた
しかし、買う人買う人 練習中に怪我をして結局走れないと
キャンセルが続き、まさか私が走るわけにもいかず、このまま損切りをしようと思っていた

マラソン大会の1週間前に、たまたまベルリンマラソンに出るという日本人女性と出会った
「一緒に走りましょうよ」と
寝耳に水である
子供達の預け先もなく、そもそも42キロを走るとかあり得ないので
丁寧にお断りをしたが、隣にいた友達が
「3人の子供達を預かるわ」と言ってくれた

相当考えたが、これは何かのご縁だと思い走ることにした
大会の7日前の夕方のことだ

残りの6日、少しでも走ろうと思ったが急にそんな時間も作れない
せいぜい1日3キロ位走って終わりである

木曜日 大会会場でゼッケンを受け取りに行ってきた
金曜日 何の服を着て走ればいいのか調べ始め、無難に記念シャツを購入
土曜日 フルマラソンに耐えられる靴がないことに気づき、また会場まで行き靴を購入。友人に「慣らさなくていいの?」と言われ、確かにと思ったが慣らす時間はなく、帰り道に買った靴を履いて帰ることにした

そんなこんなで当日の日曜日を迎えた


33キロ地点と38キロ地点で時間制限の足切りがあり
何としても強制途中退場は避けたかったので、38キロまで時間を見ながら頑張った
何の練習もしないでフルマラソンを走ってみて感じた事は、現在の私の体力では33キロが限界だったという事だ
限界を超えてからの約10キロは長かったが
ゴールが目に見えた時は、気持ち的に全てがリセットされたような気持ちになった

周りの友人に大感謝である
結構散々な現実を生きているが、私の周りには素敵な人で溢れている
みんなとても優しくて思いやりがあって、人のことも自分自身の事も大事にしている人ばかりである
ありがたいなと、しみじみ思った

こんな経験をさせてくれた事に感謝である
今日はマラソンが終わって4日目
筋肉痛は全くない
私の身体は丈夫なんだな





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