外国で生活をすれば『言葉』は話せるようになるのか問題
私の経験から言うと
この質問の答えは『No』だ
私が言う『言葉』とは2通りの意味がある
一つは『生活するに困らない程度の言葉』
もう一つは『人間の特権を得られる言葉』
日本に住んでいれば、自分も周りも日本人なわけで
それぞれの母国語は日本語である
すなわち自分の言いたいことを自分の言葉で
言いたい時に好きなように発言できる
日本では私も言葉でコミュニケーションをするという
『人間の特権を得られる言葉』を使うことができる
この『人間の特権を得れる言葉』を取得出来るかどうかは
どの地に住んでいようが、その本人次第である
私の場合、日本語の話せないドイツ人と国際結婚をし
尚のこと13年もドイツで生活をし、3人の子供を育てている
誰しもがこう言うだろう
『keikoちゃんはドイツ語がペラペラなんでしょ』と
インターネットのない時代ならそうかもしれないが、
身体がある場所はドイツだが、頭の中も思想も友達もテレビドラマでさえも
今はどこでも観れる時代、私はドイツに住んでいる普通の日本人だ
積極的に自分から現地の仕事を探し就職したり
自分から趣味やスポーツを通じてドイツ人と知り合いにならない限り
外国に住んでいるからと言って、その国の言葉が話せるようになるわけではない
もちろんスーパーでの買い物や簡単な意思疎通は出来るようになるかもしれないが『人間の特権としての言葉』は使えるようにはならないのである
家族の助けがない外国でワンオペ育児をしている時に
そんな気持ちになれるほど、時間や気持ちにゆとりはなかった
というわけで、私のドイツ語レベルは13年ドイツで生活をして
『生活するに困らない程度の言葉』を取得したことになる
次回は、私がどうやって『人間の特権を得られる言葉』を
取得しているかを記載したいと思う
(現在も勉強は進行中)