ベルリンでメガネを買ってみた話
早速おサボりモードに入ってまいりました。近況報告としては、最近メガネを買ったことが挙げられます。
というわけで、今日はベルリンでのメガネの買い方をレポートしようと思います。
ちなみに、日本でよく見るJINSやZoffのように、さっと入ってすぐにメガネを作ってもらえるシステムはありません。基本的に、所要日数4-10日。シャルロッテンブルクあたりには、追加料金を払えば2時間でメガネが完成するお店もあるようです。Expressbrilleという造語もある模様。
①ふらっと立ち寄る
特にめぼしいメガネ屋さんが決まっている人も少ないと思うので、ふらっと立ち寄ることをおすすめします。ベルリンにあるのは、大手チェーンのApollo、fielmannなどなどなど。基本的に、どこでもメガネを作ってもらうには予約が必要そうですが、フレームを吟味する分にはただお店に入って試着しても大丈夫でした。(念のため、挨拶した後で様子見に来たことを伝えて、試着OKか聞くことをお勧めします。Wir haben keinen Termin. / Wir schauen nur. / Kann ich sie anprobieren? など。)
私は念のためいくつか眼鏡屋さんが集中している地区を見つけて、いくつか冷やかしに行かせてもらいました。特に迷惑そうな様子もなかったので、ただ行ってみるだけでも大丈夫だと思います。
②写真を撮ってもらう
目が悪い人は本当によくわかると思うのですが、よく見えない状態でフレームをかけた時の印象と、度数が入った状態で自分の顔を見た時の印象は本当に違います。というわけで、誰か一人メガネバディを選んで付いてきてもらうことをおすすめします。
写真を撮ってもらうと、なぜか見え方が全然違う不思議。後からうわぁってならないためにも、ぜひおすすめのライフハックです。
ついでにメガネの名前かバーコード等をチェックしておくと、後から混乱せずに済みます。理由は後述。
③フレームを決める
いくつかお店を回ってもいいですし、しっくり来るフレームに出会えた瞬間に決めてもいいですし、撮ってもらった写真を吟味しながらゆっくり考えてみるのもアリです。
私は、二軒目の眼鏡屋さんでいい出会いがありました。多分、腹ごしらえをして上機嫌になっていたのも決断のポイントだったと思います。
第一・第二候補を決めておいて、厳しめのご意見板の妹にも確認して、フレームを決めるに当たりました。
ちなみにフレームのドイツ語は、das Gestell。stellenという動詞に「置く」と言う意味があると思うと覚えやすいかもしれません。
④予約する
私の場合は、そのまま視力検査に進むことはできないと言われたので、予約を取ることになりました。そしてその場でも予約できないらしい…。というわけで、自力でインターネット予約することを勧められました。地味に遠いお店だったので、同じチェーンの別の支店を選ぶことに。店員さんもかなり塩対応だったので(ドイツあるある)。
おそらくお店によってはこの段階を飛ばせる所も多いんじゃないかなぁと思いますが、なんせここはドイツ。サービスの保証はできません。
⑤視力検査
晴れて予約が取れたら、視力検査に行きます。私の場合は、いろいろ都合が合わなかったのもあり、3日後に別店舗を再訪問することになりました。いくつか注意点があり、絶対に遅刻しないことと、できるだけその日のコンタクトは避けることが大事なようでした。
視力検査は割としっかりしていて、近代的な機械で視力を測ってもらいました。ドイツ語で視力検査はSehtestです。sehenが「見る」という動詞なので、かなりストレートな単語です。
私はドイツ語で検査してもらいましたが、かなりシンプルなプロセスなのでおそらく英語でも大丈夫だと思います。日本と大きく違うのは、穴が空いた丸の方向を伝えるのではなく、アルファベットを読みあげること。不安な人は、ドイツ語のアルファベットの読み方をおさらいしておくことをおすすめします。
もちゃもちゃした点の集合体を見て、どちらの方がはっきり見えるか伝える検査と、赤と緑の画面を見て、濃淡に違いがあるように見えるか伝えるプロセスもありました。検査士の人が数字を使うので、ざっと聞き取りの練習をしておくのもいいかもしれません。
⑥注文
晴れて視力検査が終わったら、メガネを注文します。グラスの種類がいくつかあるので、好きなものを選んで、フレームを指定して終わりです。
が、ここで問題発生。別の支店で見たのとフレームの並びが大きく違って、決めていたはずのフレームがわからなくなりました。油断して一人で来ていたので、鏡越しに自撮りして、メガネバディにもフレーム名を確認して、最終的にどのフレームにするか決め直すことになりました。
というわけで、似合うかどうか・どこに置いてあるかどうかだけではなく、しっかりフレームの基本情報も記録しておきましょう。即日注文ができないお店ならではのハプニングでした。
私は、メガネの上にクリップオンできるサングラスに惹かれて、某眼鏡屋でお買い物しました。こちらは、オランダ発のお店らしく、ヨーロッパ中に支店展開しているようです。その分他の人と被る心配もありますが、色も豊富で、同じシリーズでも違う大きさ(small•middle•large•extra large)のフレームがあって、個性豊かだと思います。グラスにもいろいろな種類があり、薄型レンズや曇り止め、ブルーライトカットなど、日本でもお馴染みのラインナップです。基本料金120€に加えて、レンズによって追加料金(60-90€)をお支払いするシステムです。クリップオンのサングラスも60€。
このお店は、私のメガネバディのおすすめで見つけたのですが、自分ではおそらく選ばなかったであろうオシャンティ(死語)な空気が漂っています。
⑦お迎え
5-10日後にメガネができるらしいので、その時取りに行きます。微調整のために、家まで配達してもらうより支店に取りに来ることをおすすめされました。これも、即日注文できたらいらないプロセ(以下略)。
というわけで、こちらがベルリンでメガネを購入する際のレポートでした。私は昨年9月、イタリアバカンスの直前に道にメガネを落とした阿呆なので、ドイツでメガネを作るには数日待たないといけないらしいと聞いた時には絶望しました。手持ちのコンタクトでなんとか数ヶ月しのいできましたが、流石にメガネなしの生活は不便すぎるので作りに行ってきた次第です。
皆さまもベルリンでのメガネ紛失にはくれぐれもお気をつけて。めっちゃ面倒くさいですYO!
注: 後日談があり、眼鏡屋の名前を記事から削除しました。AとTで始まるお店は全くおすすめしません。一つ、展示用と明言していない店舗があって、こちらは視力検査にも対応していません。ちなみに2月からしれっと全商品5ユーロずつ値上げされている模様。ご注意あれ。
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