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みんな読んで~!なマンガ『女の園の星』

『夢中さ君に』の和山やま先生の初の連載が
単行本になって発売されました。

『夢中さ君に』が話題になっていたことは
なんとなく知っていたけど
癖が強い感じが私は好きになれるかな~と迷って
読んではいなかった。

『女の園の星』も表紙から和山先生の
強い絵柄でどうしようかと思ったが
ずっと和山先生のことを覚えているから
気になってしまってるんだな~と感じ、HPで一話を試し読みしたら
おもしろっ!と思って、次の日には買っていた。

一冊読み終わって、和山先生が完全に好きになった。
その週末には『夢中さ君に』も買っていた。好きだ。

『女の園の星』 和山やま

女子高の教師をしている星先生。タイトルからは星先生がちょっと愉快な人かと思っていたけど、周囲の先生や生徒がみんなうっすらとおかしい、ゆったりと愉快。日常なのに愉快な気配がずっと漂う。
もちろん、星先生もちょっと変なんだけどね。

ゆるっとした空気感と、
日常コメディなのに和山先生の絵のタッチと
言葉回しで妙なシリアス感もある。
ものすごく好きだなぁと思った。

星先生も好きだけど、
小林先生と恋に落ちたい。好き。

ストーリーと関係ないけど、
5時間目(5話目)で
星先生のクラスの生徒(鳥居さん)が
星先生の誕生日を祝おうと
バズーカ型のクラッカーを
職員室に持っていくのだが
星先生は定時で帰っていたため
バズーカを打てない。

その時の鳥居さんと小林先生のやり取りが
たまらなく好き。

鳥居「代わりに小林先生、受けてくださる?」

小林「くださらな~い」

鳥居「つまんなぁい」

小林「つまんな~い」

解ってもらえるだろうか。
鳥居さんと小林先生の
同じ「つまらない」というセリフが
「つまんなぁい」と「つまんな~い」という
細やかな表記で口調がすごく想像できる。

ストーリーに関係ないかもしれないが
こういう細かい表現の積み重ねが
キャラクターの口調とか雰囲気を作ると思う。
そこまでずっとクスクス笑いながら読んでいたけど
ここで完全にはい!次の巻も買いまーす!と思った。

本当に面白いから読んで欲しい。
佐々木倫子先生のマンガがお好きな人とか
完全にはまるんじゃないかなと思います。
なんとなくだけど。

3時間目(3話目)の小林先生のクラスの
マンガを描いている松岡さんの話も
とても良いので読んで欲しい。

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Berico/ベリコ
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