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70代の母、ピアノを始める

15年ぶりに調律した実家のピアノ
年数あいての調律プラス、修理も必要だったので、わりと費用が掛かりました。
その割に帰った時にしか弾けないので、自分が触るのは月に多くて2回ほど。
ちょっともったいない。

そこで、
昔から右と左でバラバラのことなんて絶対できない!!
って頑なだった母に

脳トレにピアノやってみる?教えようか?

と軽くけしかけたら、意外と乗ってきました。

曲を弾いてみてというと尻込みするに違いないと思って、
両手でドレミファソラシドを行ったり来たりして見せて
とりあえず最初これやってみたら?というと

えっ、なにそれ!手品でも見てるみたい

って言いつつ、妙に気をそそられたらしい。

指を動かすから頭の体操になると思ったらしく、調律してもらって以降、毎日15分~、ピアノの前に座る生活を続けています。

ゆっくりゆっくり、間違えながら
ドレミファソラシド
ドシラソファミレド

70からの手習い、と照れ臭そうに。

絶対無理!って思いこんでいたことが、今の年になって少しずつでもできるようになるのが嬉しいみたいです。

自分でyoutubeのシニアむけのピアノの動画探してみたり、楽譜が読めない人からでも取り組める簡単な楽譜が欲しいと言い出したり。
なかなかモチベーションが高い。
実家に帰った時に一緒に練習を見て簡単なお題を出し、次に帰った時にまたお題を出して…という感じで、2週間~1か月おきに超簡単な宿題を置いていきます。

このまえは、これを置いてきました。

【大人初心者向け教本】眠っているピアノが生き返る! 「らくらくピアノ」(導入編)

ドレミファだけだとさすがに飽きたかなと思って心配していたのに、本人意外と飽きていませんでした。根気がある。

ときどき様子伺いに連絡をして、ピアノどう?と聞くと

全然うまくなってないと思うよ

っていつも言うんですけど

うまくなろうって思わなくていいよー
毎日ちょっとずつ触ってたらそれだけでいいよ

って言っています。
それは本心で
やってみようと行動してくれたこと自体がとてもうれしい。

たぶんこれまでは
目をつぶったまま、目が見えない!!
って言ってるのと同じだったんだと思うんですけど。笑

がんばれがんばれ。


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