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崩壊の予感
木曜のレッスンに向けて…と何気なく電子ピアノの前に座って比較的薄着で練習していたら、思いのほか長時間に及び、体が冷えて足がとてもむくんでしまいました・・。
ハノンを連弾アレンジした課題があって、次回は伴奏側を見てもらう予定です。
アレンジハノンのレッスンは、最初にハノンのオリジナル(おなじみの指の練習)と、連弾のpianoⅠを先生の伴奏に合わせて弾きます。それでマルをもらったあとに、翌週以降pianoⅡの伴奏を先生のpianoⅠと合わせてもらう、という流れ。
個々に練習しただけでは合わせた時にどんな曲になるのか想像がつかないので、レッスンの場で合わせてもらって「こんな曲なんだ!」と毎回びっくりするのを楽しみにしています。この楽しみのために、レッスンの場で完成形を知るまではyoutubeの参考演奏は事前には聴かない、というルールを敷き、自分へのネタバレを禁じています。結果、完成形をイメージした練習期間は少なくなるという足かせにもなっておりますが、、これもまた修練。
17番 移調体験アレンジ 2人は仲良し
とってもきれい。こんな曲。
で、この17番の伴奏。
ほそぼそ練習を続けて、楽譜を見ながらならだいたい弾けるようになったぞーと思ってこのyoutubeの参考演奏に合わせて練習してみたところ。
え、全然弾けない。
過去の記憶がよみがえります・・・
↓ちなみに過去イチ弾けなかったのもやはり、アレンジハノンの伴奏(9番)です。
先週この17番のpianoⅠを合わせてもらった時も、ちょっと嫌な予感はしたんです。先生にも「なんだかあの卒業ソングと似た気配を感じます…」って話しましたが、や・は・り・・・。
動画の再生速度をまず0.5倍にして合わせてみたところ。。
え、私0.5倍より遅く練習していたの…っていう衝撃の事実。
ぜんぜん流れに乗れなかったんです。特に前半。
楽譜のテンポ指示は付点四分音符=65。65じゃん、って数字だけ見て軽く流していたんですが、こんなに速いと思わなかった。。6/8拍子侮るべからず。
いや、仮に指定のテンポを事前に確認していたとしても、その速度では全く弾けなかったわけですが。。
ここで、自分の中のこの曲のイメージへの大きな間違いを自覚。
練習していて、曲のタイトル「2人は仲良し」がどうにもしっくりこなかったんです。
どっちかといったら、たっぷり歌い上げて「あなたが大好き!」って感じのほうが合ってるような…と。そうじゃない。私がこの曲大好き、これくらいが好きだなと思ったテンポは遅すぎたんです。。
レッスンでは楽譜のテンポの指示にはうるさくない先生ですが、さすがに半分以下だと遅いって言われるだろうな・・
youtubeの再生速度0.5だとだいぶ音質も悪くなって聞きづらいけど、まずはせめて0.5倍で弾けるようにならないと話にならんと思い、動画に合わせて練習していたら、、あっという間に30分。
0.7、0.75、0.85、0.9…とじわじわ上げていってようやく1.0で行けた!と思った時には練習開始から80分以上経っておりました。。いままで、だいたい弾けるようになったと思っていたのはいったい何だったのか・・・。自分の演奏を客観的に聴けていないと大変なことになるんだなと恐ろしくなりました。笑
あと、もう一つ思うのは、覚え込みが足らなくておぼつかないときは、あえてちょっとテンポあげ目にやったほうが手になじみやすいような。追い込まれるプレッシャーで集中力が上がるのか、マッスルメモリーのメカニズムなのか。詳しいことはわからないけど、経験的にそうじゃないかなと思っています。
いきなり今週の練習時間の上位に躍り出て、グラフはこうなりました(17-2)。トップの悲愴2楽章(sonata8-2)は、土日月3日でこの時間であるのに対して、ハノン17-2はダントツです。
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決して難しい曲じゃない
長さもたいしたことない
それなのに。
これだけ練習した!と思っても、レッスンでボロボロになる可能性は消せないから怖いんだよな・・。なんなら、雨だれや悲愴のほうが弾きやすいとさえ感じているもの。クラシック「じゃない」曲、まだまだ馴れなくててこずりがちです。
しかし、練習時間記録するの、良いわー。
そうそう、こういうのを残したかった。