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【造語のススメ】造ることで始まる

「Boys, be political 」
少年よ政治的であれ、訳すとそうなってしまう。そうなんだけど、そうじゃない。少し違うのです。

BEPOLITICALとは芸術サロンである無光虹店主の造語。「ビポリティカル」。語源は英語の「Be political 」。ショップのサイトで触れてもいますが、
日々の問題を提起し、考え行動することがポリティカルな行動に繋がって行くという意志を持つこと、またはそれに伴った行動性。

 ポリティカル=政治的というイメージが強いと思うのですが、本質は「社会」なんだと思います。「政治活動に関わっていますか」と聞かれたら、政治家かその周りの人以外は「いいえ」と答えると思う。けれど「あなたは社会の一員ですか」と聞かれればおそらく大抵の人が「そうですねぇ」と答えるのではないでしょうか。誰もが世界という大きな社会の一員。

 社会の背景を知ろうとする。そういうことかもしれない。それだけで先ずは良いのだと思います。目の前で起きていること、手にしている物、その背景を知ろうとすれば知って行く中で「はて?」と思うことがあるはずで、その?の中には少し考えを進めた先に正しいなと思うものもあれば、違和感を感じるものもある。善悪をすぐに決めなくてもいい、鈍感になってしまった察知する感覚をもっと育てても良いのではないでしょうか。正しいと思う人とそれを間違いと思う人が同じ地球という社会の上で暮らしていて、バランスという協調性を頼りに同じ明日という綱を一歩一歩渡っている。背景が気にならないというのは綱から落ちそうになっていても気付いていないのと同じな気がするのです。落ちて行く最中に気付いて慌てふためく前に右行ったり左行ったりの、社会の一員としての協力を試みた方がいい。

 難しくする気は無いのです。結果を伴う行動をしようと言うわけでもない。「はて?」と気付くだけでだいぶの事が修正されるんじゃないでしょうか。社会の一員なだけでもうすでにポリティカルなのだと思う。


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