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【70万円支給必ずやろう】薬局の新型コロナウイルス感染症対策関連の補助金・助成金
新型コロナウイルスで薬局は補助金がもらえる
新型コロナウイルスの猛威は依然として続いています。
令和3年1月6日時点での一日感染者数は、全国で、4000人を超えるほどになりました。
※厚生労働省ホームページより
多くの事業所・者に影響が出たことで、多くの補助金や助成金などによる支援制度が作られており、保険薬局も例外なく支給対象となっています。
しかし、補助金・助成金の申請を行っていない保険薬局様が多くいらっしゃるようです。
今回は、薬局が対象となる”新型コロナ関連の補助金”についてお伝えしたいと思います。
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薬局がもらえる補助金について
薬局でもらえる補助金は、「医療機関・薬局等における感染拡大防止等支援事業」として、令和2年の5月に開始されました。
要は、医療機関や保険薬局が、感染拡大防止対策や診療体制を確保する際に要する費用を補助してくれる制度です。
薬局は、最大で70万円分の補助金を受け取ることができます。
感染拡大防止対策に要する費用に限られず、感染拡大を防ぎながら地域で求められる医療を提供するための診療体制確保等に要する費用について、幅広く補助の対象経費となります。
一般的な補助金や、助成金と比較して申請の手間もそれほど大きくなく、審査も通りやすいため、薬局にとっては申請しない理由がないと言える補助金といえます。
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申請の対象となるモノは何?
具体的にはどのようなものが対象となるのでしょうか?
日本薬剤師会は令和2年の6月9日に、「医療機関・薬局等における感染拡大防止等支援」の中で薬局における感染防止対策等に要する費用の例として、大きく下記の3つにまとめて公表してくれています。
■薬局の感染防止対策等に要する費用の例
1.感染対策に要する費用
2.0410事務連絡対応関係
3.その他、薬局の状況に応じたもの
1.感染対策に要する費用
こちらは、薬局が感染対策のために使用する、消毒関連の物、衛生資材、飛沫感染防止などです。
・除菌ハンドソープ
・ペーパータオル
・マスク(薬局従事者等用)
・消毒剤(薬局消毒用)
・手指消毒剤(患者用)
・フェイスシールド
・アイガード(眼鏡)
・手袋
・在宅業務における個人防護具
・消毒剤ディスペンサー
・受付・投薬台等のアクリルパーティション・ビニールカーテン
・白衣クリーニング
・エアコンクリーニング
・薬局清掃(業者への委託費用)
・薬局掲示(デジタルサイネージ(初期導入費、ランニングコスト)
・ホワイトボード、ブラックボード等
・非接触体温計 等
※令和2年4月以降1年分として、定期的な買替えも想定する
2.0410事務連絡対応関係
こちらは、オンライン服薬指導の準備、対応のためにかかる費用のことです。具体的には、オンライン服薬指導システムやPC、オンライン決済などです。
・オンライン服薬指導機器(初期導入費、ランニングコスト)
・ブース設置
・ノートパソコン
・カメラ
・携帯電話契約
・地域医療連携システム(初期導入費、ランニングコスト)
・代金決済(初期導入費、ランニングコスト、手数料) 等
オンライン服薬指導は、コロナ以前からその導入が進められていましたが、コロナを契機に一気に市場に浸透してきています。
オンライン服薬指導に悩んでいる薬局様などは、この補助金を活用して導入して見てはいかがでしょうか?
3.その他、薬局の状況に応じたもの
こちらは、来局される患者さんに対して行う感染症対策に関連する費用です。
具体的な例は下記になります。
・空調設備 換気扇、サーキュレーター
・HEPA フィルター付き空気清浄機、パーティション
・エアーカーテン
・受付・投薬台 ガラス付き受付カウンター
・投薬台間仕切りパーティション改築
・専用投薬口
・対話支援機器
・動線 患者動線区別用パーティション、床シール
・待合い 待合い椅子、アクリルパーティション
・備品 抗菌キーボード、抗菌マウス
・薬局外対応 薬局外電源設置
・長机・パイプ椅子(受付用)、パイプ椅子(患者用)
・日よけ
・スポットクーラー 等
ちなみに弊社の製品である、薬局専門自動精算機のファーマキューブもこちらの補助金の対象となります。これを期に導入される薬局様からのお問い合わせが増えています。
●その他
そのほかにも、感染対策防止目的で、新規雇用した職員の賃金、感染対策のための勉強会費用などもこちらの補助金の対象となります。
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対象となる期間
令和2年4月1日から令和3年3月31日まで。
ただし、申請日以降に見込まれる費用も概算額で申請が可能です。
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申請の方法は?
申請方法は、
①概算額で申請する(令和2年4月1日〜令和3年3月31日の期間での見込み)
②支出済みの費用について申請する
の2つのパターンがあります。
また、それぞれの場合申請先が異なります
● ①概算額で申請する場合
この場合、国保連へ申請します。
この場合は、事後に実績報告を行う必要があります。領収書が必要ですので、必ず領収書などは保管しておくようにしましょう。
● ②支出済みの費用について申請する
この場合は都道府県に申請することになります。
都道府県に提出する場合は、都道府県ごとに申請方法などが異なりますので、必ず問合せをしましょう。
都道府県ごとの申請先一覧は、下記リンクにまとめられています。
「医療機関・薬局等における感染拡大防止等の支援」各都道府県へのリンク
まとめ
今回は、薬局が必ず申請するべき、「医療機関・薬局等における感染拡大防止等の支援」について、その概要から、対象となる物、申請方法までお伝えさせていただきました。
令和3年3月31日までにかかった感染対策費用が対象となりますので、まだ申請をしていない、70万円まで使っていない薬局様はぜひ申請にチャレンジしてください。
また、弊社の薬局専用自動精算機ファーマキューブも感染対策の補助金に対象商品です。
感染対策をしたい
会計の自動化をしたい
締め作業を無くしたい
残業を減らしたい
人件費を安くしたい
POSレジ以上に会計を効率化させたい
などのお悩みをお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。
それではまた次回の記事をお楽しみに。
By ファーマキューブ
参考
Ver 1.2 2020.07.31:「医療機関・薬局等における感染拡大防止等支援事業」医療機関等の申請マニュアル