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完璧に合理的になりえないことが人間の精神の特徴の一つである【論理病を治す!ー処方箋としての詭弁ー】

読んだ本を自分のためにアウトプットする記事です。
今回記事にする本は香西秀信さんの『論理病を治す!ー処方箋としての詭弁ー』です。
ワイは読んだ本が自分にとってどれほど学びになったかを100点満点で表してインスタグラムに投稿しており、それでいうとこの本は98点をつけるほど自分にとってためになる本でした。
95点越えは10冊に1冊あるかないかくらいなのでワイの中では高い部類に入ります。

ここでは文字数制限がないので学びになった点をすべてまとめ、後日文字制限があるインスタの投稿で再度定着させる知識の厳選をしてアウトプットしようと思います。

また、この本の内容は自分にとって強力な武器となるため、一部を有料の記事として、不特定多数の人には見られないようにしようと思います。
基本的に自身の能力の向上を目的としているため、記事の購入はお勧めしません。
本当に興味のある人だけ読んでください。ネ

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1,この本の大まかな内容

簡単にいうと、詭弁で人をだます技術を身に着けて、自分が騙されないようになろう!といった本です。
第一に詭弁を学ぶことで、相手の詭弁に騙されなくなる、というのは多くの人が思いつくことであろうが、これは間違いである。少なくとも半分は間違いである。
相手の詭弁に騙されることはマイナスであろうが、騙されないことはマイナスではない、ゼロの状態に過ぎない。
そんな消極的なものは効能の名には値しない。
だからこの本ではこう言い換えられている。
「詭弁を学ぶことで、相手の用いた詭弁を自らの議論の武器にすることができる」
相手の発言のどこに詭弁が潜んでいるかを見抜き、即座に指摘できる様になるための本といえます。
例えば、「足をくじいて歩けない」と言っていた人が、何か緊急時にやむを得ず歩いているのを見て、「歩けるじゃないか」といった人がいたとする。
この文章を見て「あっ、これは相手の嘘を見抜いたのではなく「歩けない」という言葉を不寛容に解釈することで多義、あるいは曖昧の詭弁のに陥っているよね~」、、と、いえるようになるための本である。

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