平成14年 弁理士論文式試験 商標 解答例

平成14年の商標について、答案を作成しました。答案の全文は、以下のリンク先で公開しています(PDFファイルをダウンロード)

【解答例】論文式試験 平成14年 商標
クリック⇒ https://benrishi.booth.pm/items/1412685

この問題の答案構成は以下の通りです

問(１)について
１. ４①11
By パロン、バロン
問(２)について 対バロン
１. 異議
２. 無効
(１). ４①８違反 著名な略称⇒承諾なし
(２). 4①10違反
３. 51①
４. 準特98①１ 移転放棄
問(３)について 対パロン
１. 50①
２. 51①
３. 準特98①１
問(４)について
１. 侵害成否
２. 先使用(32条)
３. 自己の著名な略称(26①１)
４. 権利行使の制限(準特104の３①)
(１). ４①８違反、４①10違反
(２). 取消理由(50①、51①)準特104の３類推
５. 商標権消滅の抗弁
６. 訴訟中止の主張(準特168②)
                                                                                                  以上

この問題に関連して、次のようなコメントをしました

平成14年の商標、代理店契約の交渉をしてるから53条の２の審判を思いつくけど要件は満たさないパターン。

53条の２の審判はそろそろ出題されても不思議ではない。

「バロン」はBaron社の著名な略称だとして、４①８違反も主張できる事案じゃないの？と考える。

答案構成では広めに項目を拾う。 pic.twitter.com/r44JnhkZ37

— 弁理士試験の出題予想(令和元年モード) (@benrishi_juken) May 17, 2019

問(４)は「主張できるか。」だから、理由付けが一定程度妥当なら、主張できるで書いたらいい。

ただ、取消事由があるときの権利行使の制限は、準特104の３そのものじゃなくて、類推とするか、「明らか」要件を加えて権利濫用を主張するか、消滅の抗弁で書くか。

審決確定まで訴訟中止も主張できる。

— 弁理士試験の出題予想(令和元年モード) (@benrishi_juken) May 17, 2019

なにかご不明な点やご要望があれば、下記からおたずねください
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