【答案構成】平成18年特・実 問題II 答案構成

平成18年の特許・実用新案の問題IIについて、答案を作成しました。答案の全文は、以下のリンク先で公開しています(PDFファイルをダウンロード)

【解答例】論文式試験 平18年 特実II
クリック⇒ https://benrishi.booth.pm/items/1403466

この問題の答案構成は以下の通りです

１. 丁の差止請求権
(１). 専用実施権者(100①)
(２). 登録が必要(98①２)　∵効力発生要件
２. 甲の行為
(１). 侵害成否
　直接侵害を構成しない
(２). 間接侵害
　①. 「にのみ用いる物」(101-１)
　②. 101-２
(３). 従属説
　丙に販売　丙は権原あり　∴ 侵害とみなされない。
(４). 結論
　差止NG
３. 丙の行為
(１). 侵害成否
　直接侵害を構成
(２). 丙の権原
　丙は通常実施権者(78②)　転得者対抗要件あり(99条)
(３). 結論
　差止NG
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　問(２)について以上

この問題に関連して、次のようなコメントをしました

平成18年の特実問II、平成23年改正後は、通常実施権の登録の有無によって解答を場合分けしなくてもよくなった。

通常実施権者丙は権原を有するから差止めできない。

となると、丙に販売している甲の行為も差止めできない(従属説)。

独立説・従属説はそう言えば最近出題されてない…#論文式試験対策

— 弁理士試験の出題予想(令和元年モード) (@benrishi_juken) May 13, 2019

なにかご不明な点やご要望があれば、下記からおたずねください
⇒ https://marshmallow-qa.com/benrishi

追伸：答案の書き方をゼロから教える、「論文過去問演習講座」を開講しました

弁理士試験 論文過去問演習講座｜note