記事一覧
#33. 知財業界における教育〜知財部の教育〜
去年の年始以来のポストになります。ご無沙汰しています。記事をアウトプットできていない期間に様々な出来事があったのですが、今日はそこには触れず、ドクガク先生の弁理士の日を盛り上げる企画に沿った内容にいたします。
1.新人教育 まず、教育する相手として真っ先に思い付くのは定期配属の新人です。規模が大きい知財部をもつ会社だと、会社の新人共通プログラムの他に知財部の研修プログラムが用意されていると思い
#32. 2022年に出来たこと、2023年にやりたいこと
明けましておめでとうございます、べんりんしゅんです。本年もよろしくお願いいたします。
昨年は5本しか書かなかったnoteですが、今年はもう少し多く書いていきたいと思います。昨年は面白いネタはあったのですが、身バレ必至みたいな内容ばかりなのと、面倒くさがりな性格のせいで、すっかり更新が滞ってしまいました。(この内容は飲み会ネタ、数年後のnoteのネタ?)
タイトルをみて分かるように、今回の内容
#30. そして弁理士になる
これまでプロフィールに「未登録弁理士」「2017年合格」とか書いていましたが、実は2022年の某日に弁理士登録されました。タイトルは福山雅治の主演映画「そして父になる」をイメージしたものです。今年の実務修習を受けられる方に参考になればと思い、登録までの手続きをまとめます。再登録の方曰く、以前よりは楽になったとのことですが、そんなに楽なものではなかったので笑
1.必要な書類を集める まずは必要な
#29. 新卒で知財を目指すなら大規模知財はいかが?
就職活動シーズンということで、たまにはこんなタイトルの記事を書こうと思い立ちました。私はJTCで働く企業知財です。結構前の記事になりますが自己紹介記事は↓になります。
また、知財部の仕事については以下の記事もありますので、ご参考までに。一部、内容重複してるかもしれませんが。
1.大規模知財の良いところ まず大規模知財というと、50人以上もくは100人以上の部隊を想定しています。
このく
#28. 弁理士試験合格までの3000時間
久しぶりに受験ネタです。本日はこれから弁理士の勉強を開始しよう!もしくは、勉強を開始したばかりの人に向けた記事になります。なお、私は弁理士試験を5回受けてます。だから効率の良い勉強をしていたタイプではありませんので、まずはその点を頭に入れて読んでください。
1.3000時間という長さ さて、弁理士試験は難関試験として知られていますが、その合格までの勉強時間はTACのホームページによると2000
#27. 弁理士試験合格おめでとうございます
年明け一つ目の記事になります。本年もよろしくお願いします。
今日は知財塾さんと自称若手弁理士の会が主催のオープン弁理士祝賀フェス2022が開催されてましたね。そういや私も某顔本の自称若手弁理士の会に本名で加盟してるような気もします。。
自分が試験に合格したのは2017年ですので、だいぶキラキラ感もなくなってきましたが、今回の参加者はきっと期待に胸溢れキラキラしていて眩しく見えることでしょ
#26. 知財部員から視たユニクロ・セルフレジ特許の「和解」
久しぶりの記事は時事ネタになります。昨日(2021年12月24日)、ユニクロを展開するファーストリテイリング(以下、F社)とアスタリスク(以下、A社)の間で争われていた、セルフレジを巡る訴訟で和解が成立したというニュースが飛び込んできました。今朝からはYahoo!ニュースのトップにも出ていたので気付いた方も多いと思います。まずはソースとなる記事をご覧ください。
自分たちが使用しているものが、
#25. はじめての中間処理
「はじめてのおつかい」を思い浮かべてこんなタイトルにしてしまいましたが、本日は中間処理の初心者、初級者向けの記事になります。
私は知財に異動して3日目に初めて中間処理を一件割り振られました。今は方針だけを作成するものも含めると月5-10件くらいのペースでやってますが、今年たまたま若手に対して中間処理について教育する役回りになったので、異動したての自分を思い出したり、未経験の人がやりがちなこと
#24. 弁理士試験の論文試験対策を振り返る
私は2013年から2017年の5年間、弁理士試験を受験した経験があります。もう最終試験合格から時間も経過していますので、あまり役立つ情報も少ないのかもしれませんが、受験生の皆さんの何かの役に立てば!と思い、筆を執ることにしました。
ちなみに以下の関連の記事のアクセスが好調です。
ただし、いいねの数が増えないあたり、あまりコンテンツとしてはよろしくなかったようで。。。
0.私の受験生時代
#23. 知財業界での夢と希望
7月1日は弁理士の日ということで、ドクガク先生の企画に滑り込みたいと思います。
1.知財業界に来る前の夢 幼いころからの夢から書き出すと弁理士の日が終わってしまいそうな時間なので、メーカーの研究部門に配属されて以降の夢から紹介します。
私の開発者(研究者)時代の夢は、「自分の開発した成果が世の中の製品に使われること」でした。メーカーの人間がこういうことを社内で言うと「事業部で仕事したいって
#21.特許5312663号「洗濯用洗浄補助用品及びこれを用いた洗濯方法」~洗たくマグちゃん~
久しぶりの更新になります。大型連休で時間もありますので、今日は今週ニュースで話題になった「洗たくマグちゃん」について書いていきたいと思います。まず、ニュースの内容を知らない人は以下のリンクを読んでください。
宮本製作所が販売していた「洗たくマグちゃん」が消費者庁から景品表示法に基づく「措置命令」が出たというものです。ニュースを見たときに商品のパッケージの右上部分に『特許5312663号』とい
#20. 繰り返される分割出願に潜むリスク
久しぶりの記事になります。この記事を書こうと思ったきっかけは2021年2月14日の以下のブログを読んだことでした。
約2か月経過してしまいましたが、このように分割出願を繰り返したときのリスクについて記事にしたいと思います。今日は珍しく完全に実務者向けの記事です。なので、この記事はサグラダファミリアのように細かな表現を気にして微修正を継続することになるかと思います。
1.そもそも分割出願をな
#19. 知財部が求める人材とは〜新卒で知財部を目指す方に〜
最近、今年の採用活動に携わる機会がありました。私は人事の人間でもなく、人事権もないですが、何となく企業の知財部が求める人物像が見えてきました。本日は、その内容をまとめ、企業知財部への就職活動の役に立てれば!と思いポストしたいと思います。もしかしたら特許事務所→企業への転職を考えている人にも参考になるかもしれません。
0.知財部の仕事は企業によってさまざま まず、就職活動を始めて業界研究をした人