【音楽雑記】#50 マイケル・ジャクソン「BAD」の頃(1987年②)
マイケルジャクソンの「BAD」がリリースされたのが1987年だった。
昭和の末期、最近のクドカンのドラマの通り、街中や職場で、皆んな普通にタバコを吸っていた時代だ。
CDの普及が加速し、アナログレコードを抜いたのがこの年だったようだ。ビートルズのCDも発売され、おニャン子クラブやTMネットワークはCDのみリリースの作品を出した。
自分もやっと安くなってきたCDプレイヤーを手に入れた。最初に買ったCDがホイットニー・ヒューストンで、その後に買ったCDの中に「BAD」も含まれていた。
マイケルジャクソンの前作「スリラー」の発売が1982年。随分時間がたっていたが、「スリラー」から次々と収録曲がシングルカットされていたし、ポール・マッカートニーとのデュエット「セイ・セイ・セイ」もリリースされるなどマイケルのミュージックビデオは常にテレビで目にしていた。
1984年にはジャクソンズのアルバム「ヴィクトリー」もリリースされた。ジャクソンズがマイケル人気にあやかった感もあったが、当時はこれも、そこそこ話題になっていた。ミックジャガーとマイケルのデュエットが聴ける「State of Shock」もヒットした。
1985年には「USA・フォー・アフリカ」への参加、1986年9月にはディズニーランドのアトラクション『キャプテンEO』が公開される。常にマイケルは露出していた。
そんな中で「BAD」の発売。否が応にも期待は高まった。
「BAD」のミュージックビデオは期待を裏切らない出来だった。
友人とビールを飲みながら「やっぱりマイケルはすごい。前よりダンスが進化しているよな」なんて話をしていた記憶がある。
スムース・クリミナルはタモリ倶楽部の空耳の名作によって
「パン! 茶 宿直、、朝からちょっと運動 表参道 赤信号」
としか聞こえなくなってしまった。