【音楽雑記】#40 ”USAフォー・アフリカ”や”ライブ・エイド”があった年。(1985年①)
「We are the world」の話題は尽きなかった。
1985年は何といっても「We are the world」が強く印象に残った年だった。
前年にはイギリスで「Do They Know It's Christmas?」がリリースされ、それに触発されて、アメリカのスーパースターが一堂に会した”USAフォー・アフリカ”によるチャリティーソングが生まれた。
「We are the world」は3月にリリース以降、大きな話題になりテレビでも繰り返し流れていた。メイキング映像も見た何度か記憶がある。
なんといっても出演しているアーティストが、みんなスーパースターだけあって個性も半端なかった。友人ともこの曲について、よく感想を言い合った。
「ウィリー・ネルソンの出だしの音、外してるよね」とか
「後ろのほうに知らない人いるよね」とか
「マイケルがやっぱド派手な格好なんだ、ダイアナロスがスエットシャツなのに」
「ブルース・スプリングスティーンの地獄のようなハスキーボイスの存在感すごいよね」とか
「やっぱりヒューイ・ルイスからのシンディローパーの”ウェ、ウェ、ウェ、 ウェール、、”と最後の”イェイ、イェイ、イェイイェーー”がこの曲のハイライトだよな」とか
「ブルース・スプリングスティーンとスティーヴィー・ワンダーの掛け合い、やっぱすごいよね」とか。。。
一曲でこれだけ話題がつきないのは、この曲ぐらいだった。
「LIVE AID」がテレビで流れていた。
7月にはLIVE AIDが開催された。最近、クイーンの映画「ボヘミアン・ラプソディー」でハイライトになったライブだ。
このライブは地上波テレビの特番として長時間に渡り放送されていて、一部はリアルタイムでみて、一部はVHSテープに録画して観た。
かじりついて観てはいなかったが、LED ZEPPELINが出るというので、そこだけはちゃんと観た記憶がある。フィルコリンズがドラムを叩いていたが、ちょっとZEPPELINっぽくないな、と思った。
今、改めてみても、ロバートプラントもジミーペイジもへろへろな感じで、フィルコリンズのドラムはやっぱり浮いていた。