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なぜ今の若い子は病むのだろうか?

結論を先に言います...

大人が悪い

この度は真面目に長文です。

リストカット

Twitterを始めた頃、痛々しい画像が目に飛び込んできた腕に無数のカミソリ傷...なんだ?これは?どうやら、調べたら出て来たのは自傷行為(リストカット)「なぜ?こんな事をするのだろう?」が素直な自分の感想と疑問だった。

Googleで調べてみると多くの人が、その理由を書いている。つらいという精神状態が追い込まれて何度も繰り返してしまう行為だそうです。

気持ち悪い画像を見せるな!同じ世代の若い子からも非難の声がありました。そういう病み垢は直ぐにブロックという方々も多かったです。

世代も違うしピンと来なかった自分が唯一若い頃に同じ感覚の覚えがあった事を思い出しました。

不良全盛期末時代
クラスいや学校全体の9割が不良だった時代自分も見た目は違うけど荒れた学生でした。記憶が定かではないけどたくさんの物を壊した延長で硝子窓を膝で蹴った事があります。硝子は割れスパンと膝を深く切りドクドクと血を流した時すごく感じたのは痛みよりも...

「自分生きてる...」

でした。自分は皮膚の免疫力が低く、直ぐに炎症を起こすし精神的にツラいと酷くなります。だからピアスで耳や鼻に穴を開ける気も、カッコづけでTATOOを入れる気もサラサラなかった。今の子たちは割と平気でピアスはするしTATOOもします。ツラいの延長があったとしても自傷行為(リストカット)のそれを否定する気もないけど、自分はなかったというだけの話。

最近の子が好む曲

マリーゴールドはもはや、あいみょんの曲として有名ですが、自分がネットで若い子に聞いて最初に聴いたあいみょんの曲はこの2曲でした。聴いた時は、こっちまで死んぢゃいたくなる曲で驚きました。古い歌にも暗い歌は数あれど、最近の子が好む歌はエグい生々しさを増していたのです。

貴方解剖純恋歌~死ね~-あいみょん-

生きていたんだよな-あいみょん-

ボカロというのをご存知でしょうか?vocaloid(ボーカロイド)コンピュータで作られた音楽の総称を今では呼ぶようです。これもまた、ネットでお話しした若い子たちから教えてもらった曲たちです。初めて聴いた時、なんとも自分の魂の奥底の闇みたいなのが震えたのです。文学的且つ絶望的な歌詞たちに。他にも紹介したい楽曲はたくさんあるのですが、心揺さぶられた曲を三つ程紹介します。

命に嫌われている-初音ミク・まふまふカバー-

Misumi-オルターエゴ-feat.初音ミク

死ぬとき死ねばいい-鏡音レン・リン-

生きてるというより生きちゃってしまった、おっさんの自分が。アナーキーが好きでセックス・ピストルズのシド・ヴィシャスに憧れて世の中を舐めくさって、いつ死んでもいいや!くらいな糞な人生歩んでしまった自分が。言うのはいささか説得力ないけど、若い子たちには生きてほしいなと勝手ながらに思ってるのです。

自分の中ではこの曲たちが励みでした他にも自分を救ってくれた曲はありますがこの記事に合う2曲を紹介します。

ファイト-中島みゆき-

生まれくる子どもたちのために-オフコース-

子供は未来の宝という意味をよく知ってますし、自分らじじぃやばばぁが死んぢゃっても若い子たちは、これからの社会を作っていくのです。でも、自分たちの若い頃は良い事ではないけど、はけ口がそれなりにありました。今の若い子たちにはそれが無いし、どうにもならない目に見えない不安や恐怖を自分自身に向けてしまって攻撃しているのです。

今の大人たちは、今の若い子たちの病みを知ってるんだろうか?こういう歌が好まれている事を知ってるんだろうか?総理大臣は?文科省の大臣は?バブルを経て財力持ったまま過ごして安穏な生活を送る大人たちは?ネットで社交辞令を繰り返す温室育ちでお花畑の大人たちは?嫌韓嫌中のネトウヨだのパヨクだの右だの左だのネットに悪口を書き殴ってる大人たちは?テレビの能書き垂れてるコメンテーターの大人たちは?自分の娘くらいな年端もいかない女の子にいやらしい事している大人たちは?横文字カタカナを乱用して気取った生活をしているブロガーだのノマドなど宣う大人たちは?

若い子たちのSOSや悲鳴は聞こえているのだろうか?届いているのだろうか?

若い子たちが病む理由?

二次元がとかゲームやアニメの性や暴力シーンが悪いなんて、それらを直結させるようなくだらない事は言いません。窮屈で世知辛い世の中です。遠巻きに他人を見つめているだけの世の中です。大人でも病んでる人たちが増えている心もとない世間です。


今の若い子たちには何度も驚かされました

ネットがあって若い子もコチラの年齢も聞かずに気兼ねなくタメ語で話してくれるので自分も調子に乗って深夜に話したりします。(いい歳して何やってんだ!おっさん!というツッコミはやめてくださいなw)

四国の女子高生の子がつきあってる人がいると。聞いてみると埼玉県の年下の男の子だそうだ。え?なんで?そんな遠いところの子とつきあってるのか?会った事もない二人がつきあっていると言えるのだろうか?更に聞いてみると、LINEで知り合ったそうな(汗)
ヾノ・ω・`)イヤイヤ待て!高校通ってるんだから身近に男の子はいるだろ?なんで、そういう子とつきあわないんだ?出会える環境あるだろうに!高校生なのに、なんで大人みたいな出会い系みたいな事をしてる?もったいないじゃないか?と心でツッコミを入れていました。(汗)

LINEと言えば、若い子らでもグループLINEで朝とか話し合うそうです。おつき合いが面倒くさい!と言ってました。参加しないとハブ(村八分)にされる!と。ヾノ・ω・`)イヤイヤ待て!若い子なのに、なんで?大人のような社交辞令をしてるのだ?学校行けば話せるだろうし、面倒でも虐められるような雰囲気をわざわざ作る必要もないだろ?と心でツッコミを入れていました。(汗)

ご存知のように、若い子たちは文字会話がほとんどです。そういう環境なのです。生まれた時から携帯電話(スマホ)はあるし、ゲームはあるし、ネット環境があるからなのです。

保育園や幼稚園の時も、小学生の時も親達はおかしな人が最近多いから!と子どもたちだけでは遊ばせません。公園で子どもたちだけという姿が珍しいくらいです。ドラえもんに出てくる空き地なんてありません。公園にはボール遊び禁止と何の為の公園か?わからない立て札があります。たまに男の子たちが外で集まってると思うとゲームを持ち合わせて各々やってる姿だけ。冒険という子どもらしい感覚も無ければ人との触れ合いもないのです。両親は共稼ぎです。子どもを保育園や託児所や学童に預けたり、じぃじやばぁばに預けるのです。寂しそうで可哀想だからとひとりで出来るゲームを買い与えます。ゲーム会社も売らんが為、昔っからひとりで遊べるゲームを開発してきては儲けてきました。保守的で危険もなければ、人との触れ合いなどもありませんし、会話もないのです。知らない子とは喋ってはダメ!という親御さんも自分の記憶ではいました。大人としても子どものつきあいの親同士のつきあいが面倒になってきているのです。

「誰がこんな世の中にしたのでしょう?」

自分も含め、今の大人たちです。自分の若い時代を作ったのも、その当時の大人たちです。自分も自分の親を責めた事があります。でも、自分も親に一度はなり大人になってわかりました。親は親でよくわからないまま、それでも精一杯だったのです。親のせいにするのは簡単です。親のせいにしてはいけないと大人になって悟りました。今の大人は親になれてない親がいっぱいいます。戦後日本は宗教もなければ、道徳も倫理もなくなってしまいました。保守的個人の集合体でしかなくなってしまいました。こんなに沢山の人がいても皆、孤独な社会なのです。今の社会は今の大人たちの結果なのです。

「今の子はおとなしいです。」


最初っから煩わしい事には首を突っ込まないし、多少なんか言われてもスルー能力が備わっているので無視出来る保守的な体質です。でも、人との会話があまりにもないから、コミュニケーション能力が劣るしコミュ障の子たちも多いです。その分、心が置いてかれて打たれ弱いものを持ってるし、心の中の蓄積が多いようにも思われます。突然キレるという表現が使われますけど、蓄積の上でのキレるだと思っています。同様に病む!とは一過性のものではなく、慢性的に思えます。昔は本当に悪そうな風体の者が凶悪犯罪を犯していましたが、昨今、記憶に新しい京アニ事件や鉈を使った新幹線殺傷事件の犯人はおとなしい貧弱な青年たちだった。きっと彼らはリアルでの友達はいなく、話す相手もなくTwitterで独り言のように呟くツブヤイターだったと思います。そして、

日本の悪いところは、世間の悪いところは、社会問題として扱わず「おかしな人」という括りで片付けてしまうところです。被害者の方々は運が悪かったとかヤラレ損にされてしまうところです。喉元過ぎれば熱さ忘れるところです。

社会と心と

私たち人間は身体が調子悪い時があります。自分でもどうしょうもないくらいの病気に掛かります。元々の免疫力が低いと尚更ですし、環境が保護されて育ってしまうと弱い身体で抵抗力がありません。と同じように病気とは心の病も同様だと思うのです。Twitterを始めた当初、病むという聞き慣れない言葉を何度も見ました。死にたい!という言葉も何度も見ました。若い子ばかりかと思っていたら、老若男女問わず、多くの種類の精神疾患や心身症の病名を幾度となく見て知りました。今の世の中、多くの人々が心が病んでいる事を...

最初に結論を言いました。大人が悪いと。その大人たちも自ら築いてしまった人との繋がりのない世界に苦しんでいると思うのです。大人ですらそうなのですから若い子たちはもっとなのだと思います。

自分は早く老いるので無理に死のうと思わずとも、先に死にいく立場です。「ゆとり世代」や「さとり世代」が人の親になっていく時代です。また、その子供たちもいずれ親になっていくでしょう。なすがままのこの社会で行く末を案じますし憂います。

長くなりましたが、子を持つ親の方々に。社会で成功していようが社会不適合と仰っている全ての大人たちに言いたいのは、これからの子どもたちの事を頭で考えないで感じてほしいという気持ちだけです。

おしまい

(*・ω・)*_ _)ペコリ

希死念慮(きしねんりょ)

ノット・サディスファイト
(意味:納得がいかない)

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ベンジャミン・サンタマリア
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